こんにちは。「たぶ」(@yusuke_tanaka34)です。
今日は『夏目漱石を巡る旅・文学散歩デートプラン【本郷・千駄木・御茶ノ水編】』をご紹介していこうと思います!
そうですよね。長く付き合っていると、デートがマンネリ化してくることってありますよね。
アクセスのいい渋谷・新宿・池袋あたりに集合して、映画・水族館・ウィンドウショッピングなど、ある程度「デートプラン」って限られてきちゃいます。
でも、ちょっとテーマをつけ加えてみたら、いつもの街が新しいデートスポットに変わっちゃいます!
今回は『明治の文豪「夏目漱石」』をテーマに、新しいデートプランをご紹介いたいと思います!
ちなみに、今回ご紹介する『夏目漱石を巡る旅・文学散歩デートプラン【本郷・千駄木・御茶ノ水編】』は、「夏目漱石デートプラン」の1日目。
「夏目漱石デートプラン」の2日目はこちらの記事をどうぞ。
この記事に書いてある『夏目漱石を巡る旅・文学散歩デートプラン【本郷・千駄木・御茶ノ水編】』を読めば、いつもとは違ったデートが楽しめます!
ぜひ彼女と夏目漱石ゆかりの地を巡って、お散歩デートを楽しんでくださいね!
それでは、実際に『夏目漱石を巡る旅・文学散歩デートプラン【本郷・千駄木・御茶ノ水編】』をご紹介していきますね。
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「夏目漱石を巡る旅・文学散歩デートプラン」概要
それでは「夏目漱石を巡る旅・文学散歩デートプラン」の概要をご説明しますね。
【テーマ】
日本を代表する小説家「夏目漱石」の軌跡を辿って、今までとは違ったデートを楽しもう。
【オススメの時期】
一年中(特に春と秋)
日曜は飲食店が定休日のところが多い。
【エリア】
本郷・千駄木・御茶ノ水
【予算】
3,243円
【時間目安】
10:00~19:00(9時間)
【夏目漱石とは】
「夏目漱石(なつめそうせき)」は、小説家であり英文学者としても有名な日本を代表する人物です。
2007年まで発行されていた1,000円札の肖像画として使われていた為、日本人なら知らない人がいないと言っても過言ではないくらい有名な小説家だと思います。
1867(慶應3)年に生まれ、1916(大正5)年に胃潰瘍による失血で、49歳の若さで亡くなりました。
お札にも使われた肖像画を見ると、もっと年上に見えますよね。
江戸の牛込馬場下横町(現在の東京都新宿区喜久井町)出身で、本名は「金之助」といいます。
家は地元の名主でしたが、8人兄弟の末っ子だったために、産まれてすぐに里子に出されてしまいます。
大学時代に俳人として有名な「正岡子規」と出会い、親交を深めていきます。
東京帝国大学(現在の東京大学)英文科を卒業後、松山や熊本で教師をし、その後イギリスへ留学します。
帰国してから東京帝国大学で講師をしつつ、小説を書き始めました。
その後、朝日新聞社に転職し、執筆活動を続けていきました。
夏目漱石の代表作といえば「吾輩は猫である」「坊ちゃん」「三四郎」「こゝろ」などがあります。
私は大学で日本文学を専攻していた為、夏目漱石はだいぶ身近な存在でした。
「こゝろ」「三四郎」「それから」「門」を読みましたが、正直なところ私は夏目漱石の小説はあまり面白くないと思っています。
ミステリーやサスペンスが溢れている現代において、夏目漱石が題材にしているような日常生活を切り取った作品は物足りなさを感じてしまいます。
(私がミステリーやサスペンス好きというのも原因の1つです。)
たとえば、「三四郎」で主人公の三四郎は美穪子に片想いをし続け、最終的に告白すらしません。
現代小説によくあるどんでん返しやハッピーエンドがなく、物語の起伏が少ないと感じてしまいます。
また「吾輩は猫である」は3度トライしたのですが、途中で挫折してしまい、一度も読破できませんでした。
ただ、いい面ももちろんたくさんあります。
使われている言葉がとても綺麗で、想像力をかき立てること。また、登場人物の心情が豊かに描かれていて歓喜や苦悩が手に取るようにわかる事も特徴です。
結局のところ、何を求めて小説を読むかだと思います。
ハラハラドキドキを求めるのか、こころの豊かさを求めるのかによって面白い・面白くないは変わります。(私は前者なんだと思います。)
今とは違ってエンターテイメントに溢れていない時代に、この小説を手に入れたらハマるのも無理は無いと思います。それくらい完成された作品である事は間違いないと思っています。
特に「こゝろ」は太宰治の「人間失格」と競いつつ、日本で1、2番に売れている小説です。
国語の教科書にも掲載されており、一度は読んだことがある方も少なくないのではないでしょうか?
ぜひ今一度手に取って、あなたの眼でその面白さを確かめてみて下さい。
ちなみに、夏目漱石の作品の面白さをザっと知りたい方は、オリラジのあっちゃんの動画が面白いのでおすすめです。
【こゝろ】
【三四郎】
30分程度でおもしろおかしく内容を見ることができるので、おすすめです。
「夏目漱石を巡る旅・文学散歩デートプラン」スケジュール
それでは、「夏目漱石を巡る旅・文学散歩デートプラン」のデートスポットと、スケジュールの詳細をお伝えしますね。
書かれている時間は実際に回った時にかかった時間です。
あくまで「目安」の時間なので、書かれている時間どおりにデートしないでくださいね!
【夏目漱石を巡る旅・文学散歩デートスポット】
- 東京大学赤門
- 三四郎池
- 東京大学学食
- 夏目漱石旧居跡
- 藍染川跡
- 羽二重団子本店
- 芋坂
- 松栄亭
【「夏目漱石を巡る旅・文学散歩デートプラン」スケジュール詳細】
時間 | デートスポット |
---|---|
10:00 | 「丸ノ内線本郷三丁目駅」集合 |
10:15 | 「東京大学赤門」到着 |
10:30 | 「三四郎池」到着 |
11:30 | 「東京大学本郷中央食堂」到着 |
13:00 | 「夏目漱石旧居跡」到着 |
14:24 | 「千代田線千駄木駅」到着 |
14:30 | 「藍染川跡」到着 |
15:15 | 「千代田線西日暮里駅」到着 |
15:35 | 「羽二重団子本店」到着 |
16:35 | 「芋坂跡」到着 |
17:40 | 「丸ノ内線淡路町駅」到着 |
17:50 | 「松栄亭」到着 |
19:00 | 「丸ノ内線淡路町駅」到着 |
それでは「夏目漱石を巡る旅・文学散歩デートプラン」を詳しくご説明していきますね。
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夏目漱石を巡る旅・文学散歩デートプラン(前半)
それではまず「夏目漱石を巡る旅・文学散歩デートプラン」の前半戦をご紹介しますね。
けっこう長くなってしまったので、前半・後半の2つに分けてご紹介します。
「夏目漱石を巡る旅・文学散歩デートプラン」の前半は、
- 東京大学赤門
- 三四郎池
- 東京大学学食
- 夏目漱石旧居跡
の4ヶ所。
それでは、「夏目漱石を巡る旅・文学散歩デートプラン」前半戦を詳しく解説していきます。
10:00 「丸ノ内線本郷三丁目駅」集合
おはようございます。「夏目漱石を巡る旅・文学散歩デートプラン」の1日目の始まりです。
まずは「東京メトロ1日乗車券」を購入します。(600円)
※本郷三丁目駅までに東京メトロに乗ってくる方は、先に「東京メトロ1日乗車券」を購入した方がお得です。
2番出口(本郷通り方面出口)を出て、「ドトールコーヒー」や「はなの舞」がある細い道を進むと「本郷通り」に出ます。
本郷通りを左折して「本郷三丁目交差点」に出ると、本郷通りの対岸へと横断歩道を渡り、そのまま直進すると、右手に「東京大学赤門」が見えてきます。
10:15 「東京大学赤門」到着
「東京大学」と言えば「赤門」。
「赤門」は、1827年加賀藩主前田齊泰に嫁いだ11代将軍徳川家齊の息女溶姫の為に建てられたそう。
日本で一番頭のいい大学生達がここに通っているのかと思うと、なんだか感慨深いものがあります。(笑)
もちろん夏目漱石の小説内にも登場しています。
『三四郎は赤門の所で二人に別れた。追分の方へ足を向けながら考えだした。・・・』
「赤門」をくぐって直進し、突き当たりを左手に曲がると、右手に弓道場があります。その奥が「三四郎池」です。
10:30 「三四郎池」到着&東大構内散策
夏目漱石の小説「三四郎」に出てきて有名になったことから、「三四郎池」と呼ばれている池です。
本当の名前は「育徳園心字池」と言います。呼びづらいですからね、「三四郎池」が定着しますよね。
「三四郎」では、主人公の三四郎と美穪子が初めて出会ったシーンでこの池の事が描かれています。
『不図眼を上げると、左手の岡の上に女が二人立っている。女のすぐ下が池で、池の向う側が高い崖の木立で、その後が派手な赤煉瓦のゴシック風の建築である。
そうして落ちかかった日が、凡ての向うから横に光を透してくる。女はこの夕日に向いて立っていた。』
印象的な出会いのシーンですね。
この日は東京に大雪が降った次の日で、まだ雪が残っています。
東京のど真ん中とは思えないくらい緑が生い茂っていて、紅葉の季節はすごく綺麗なんです。是非、秋口にも行ってみて下さい。
11:30 「東京大学本郷中央食堂」到着
東京大学の学食は何ヶ所があり、一番「ザ・学食」っぽいのが「本郷中央食堂」です。
場所は、かの有名な「安田講堂」の下辺りにあります。ちょっと円形っぽい作りになっている変わった造りの学食でした。
結構広くて、100人くらいは同時に食べられる感じでした。
行った時は男子率95%!
みんな黙々とご飯を食べるか、勉学に励んでいました。(さすが東大!)
女性は職員さんらしき人と学食の麗しきおばちゃんだけ。土曜日だったから、たまたまでしょうか?
この日は「ビビンバ定食」を食べました。値段は500円。これ、一番高いやつです。
値段の割に味はおいしい!自分が通ってた大学はあんまり美味しくなかったんですよね…
【所在地】東京都文京区本郷7-3-1(Googleマップで開く)
【電話番号】03-3812-7336
【営業時間】
・平日 11:00~21:00
・土日祝 11:00~14:00
【定休日】年末年始
【URL】ttps://www.utcoop.or.jp/d1/
1996年からやっている老舗のハンバーガー屋さんです。
「食べログ」の百名店に2017年~2019年まで3年連続で選ばれている名店。
評価も「3.78」と高評価です。
今回は「モッツァレラマッシュルームバーガー」を頼みました。
めちゃくちゃボリューミーで、モッツァレラとマッシュルームの味付けが絶妙で、すごく美味しかったです。
自信を持っておすすめできるハンバーガー屋さんです。
【所在地】東京都文京区本郷4-5-10(Googleマップで開く)
【電話番号】03-3815-6044
【営業時間】
・月~金 11:00~23:00(L.O.22:30)
(ランチタイム 11:00~16:00)
・土、日、祝 11:00~23:00(L.O.22:30)
【定休日】無休(年末年始はお問い合わせ)
【予約】予約不可
【URL】https://tabelog.com/tokyo/A1310/A131004/13003538/
12:30 「東京大学本郷中央食堂」出発
お腹も満たされたところで、学食に別れを告げ、次の目的地を目指します。
「東京大学」は緑が多くて静かな場所なので、散歩するにはとてもいい場所です。
ただただ景色を見ながら散歩をするだけでも、まったりデートが楽しめます。
「東京大学正門」を出て右、本郷通りをまっすぐ進むと、右手に「南北線東大前駅1番出口」が見えます。
その先の曲がり角を右手に曲がり、道なりにまっすぐ進むと、「日本医科大学」が右手に見えます。
その交差点を越えて少し行った所の左手に「旧居前の石碑」が立っています。
13:00 「夏目漱石旧居跡」到着
「夏目漱石旧居跡」は、夏目漱石がイギリスから帰国後、4年弱住んでいた場所の跡地です。
この場所で処女作である「吾輩は猫である」を書いた為、「猫の家」と呼ばれていました。
現在は「日本医科大学の同窓会館」として綺麗な建物が立っており、石碑だけがポツンとあります。
13:15 「夏目漱石旧居跡」出発
ここは看板と石碑、猫を見るくらいしかないので、じっくり読んで写真を撮ったら引き返します。
来た道を戻り、先程通過した「南北線東大前駅1番出口」に向かいます。
13:40 「南北線東大前駅1番出口」到着
ここが「南北線東大前駅1番出口」です。
ここから南北線に乗り、「千代田線千駄木駅」へと向かいます。
ここで「夏目漱石を巡る旅・文学散歩デートプラン」の前半戦が終了です!
次に「夏目漱石を巡る旅・文学散歩デートプラン」の後半戦を解説していきますね。
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夏目漱石を巡る旅・文学散歩デートプラン(後半)
それでは「夏目漱石を巡る旅・文学散歩デートプラン」の後半をご紹介していきますね。
「夏目漱石を巡る旅・文学散歩デートプラン」の後半は、
- 藍染川跡
- 羽二重団子本店
- 芋坂
- 松栄亭
の4ヶ所。
「夏目漱石を巡る旅・文学散歩デートプラン」後半戦を詳しく見ていきましょう。
14:08 「溜池山王駅」乗り換え(南北線→千代田線)
「溜池山王駅」と「国会議事堂前駅」が同じ構内にあるので、乗り換えます。
14:24 「千代田線千駄木駅」到着
「千代田線千駄木駅1番出口」から出ると、左手に「団子坂下交差点」があります。
横断歩道を正面に渡って、左手にミスタードーナッツを見ながら、レンガ作りの喫茶店の前を通り過ぎて進むと、右手に「中華料理 砺波」さんがあります。
その手前の道が「藍染川」があったところです。
※「千駄木倶楽部」さんは2015年に閉店してしまいました。
昔ながらの喫茶店という感じで、吹き抜けの階段や天窓があり、なんだか映画や小説の世界に迷い込んだよう。
コーヒーの種類が豊富で、コーヒーにこだわっている感じがします。
基本的に「喫煙可」なので、たばこが苦手な方にはおすすめしません。
1階は11:30~17:00まで「全面禁煙」です。
今回、頼んだのはダッチコーヒー(650円)。
えー、酸味がめちゃくちゃ強かったです。(笑)
【所在地】東京都文京区千駄木2-33-9(Googleマップで開く)
【電話番号】03-3822-4668
【営業時間】8:00~23:00
【定休日】不定休
【URL】https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131106/13018390/
14:30 「藍染川跡」到着
昔「藍染川」があったところは、現在は埋め立てられてしまっており、その影は残っていません。
現在は「へび道」として地元の人々に親しまれています。とにかく曲がりくねっています。さすが「へび道」(笑)。
けっこう閑静な住宅街なので、ゆっくりと散歩してみるといいと思います。
春や秋はよい風が吹いて、気持ちいい散歩ができますよ。
忘れちゃいけない、夏目漱石との関連は「三四郎」で「藍染川」の記述が出てきます。
三四郎と美穪子が団子坂を下ってから川沿いに歩くシーンです。
『女は人込みの中を谷中の方へ歩きだした。三四郎もむろんいっしょに歩きだした。半町ばかり来た時、女は人の中で留まった。
「ここはどこでしょう。」
「こっちへ行くと谷中の天王寺の方へ出てしまいます。帰り道とはまるで反対です。」
(略)
谷中と千駄木が谷で出会うと、いちばん低い所に小川が流れている。この小川を沿うて、町を左へ切れるとすぐ野に出る。川はまっすぐに北へ通っている。
三四郎は東京へ来てから何べんもこの小川の向う側を歩いて、何べんこっち側を歩いたかよく覚えている。美穪子の立っている所は、この小川がちょうど谷中の町を横切って根津へ抜ける石橋のそばである。
「もう一町ばかり歩けますか。」と美穪子に聞いてみた。
「歩きます。」
二人はすぐ石橋を渡って、左へ折れた。人の家の路地のような所を十間ほど行き尽して、門の手前から板橋をこちら側へ渡り返して、しばらく川の縁を上ると、もう人は通らない。広い野である。
(略)
一丁ばかり来た。また橋がある。一尺に足らない古板を造作なく渡した上を、三四郎は大またに歩いた。女もつづいて通った。』
「藍染川」は蛍の名所と言われていました。かなり綺麗な川だったようです。
石橋は「枇杷橋」や「合染橋」とも呼ばれていました。その名残が今も看板として残っています。
「へび道」にはおしゃれなカフェやお店がところどころにあるんです。
その1つが「F9」さん。おしゃれなカフェなので、少し疲れたら「F9」さんで休むのもおすすめです。
【所在地】東京都台東区谷中2-5-14(Googleマップで開く)
【電話番号】03-6753-1340
【営業時間】12:00〜21:00
【定休日】火曜日
【URL】https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131106/13157995/
※「旅ベーグル」さんは2015年12月に閉店し、香川県に移転してしまいました。
今回はレモンピール×クランベリーのベーグルでした。
もっちもちでやさしい食感のベーグルが、とっても美味しいです。
レモンの味しっかりしていて、爽やか。
香りもよくて、幸せな気持ちになります。
できてからそんなに時間が経っていないようで、ほんのりあったかいです。
ベーグル片手に「へび道」を歩くのも楽しいですよ!
【所在地】
香川県丸亀市中津町979-1(Googleマップで開く)
【電話番号】
0877-43-2341
【営業時間】
7:00~売切れ次第一時閉店
12:30~売切れ次第閉店
【定休日】月曜・火曜・金曜
【URL】https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131106/13055282/
15:00 「藍染川跡」出発
「へび道」を散歩して、木々や住宅街の静けさを楽しんだら、先程の道を戻り、「千代田線千駄木駅」に戻ります。
15:10 「千代田線千駄木駅」到着
「千代田線千駄木駅1番出口」から入り、「千代田線西日暮里駅」へ移動します。
15:15 「千代田線西日暮里駅」到着
「千代田線西日暮里駅1番出口」から出て右手、尾久橋通り方面に歩くと右手に「Welcia」があります。
その手前の道を右折し、道なりにまっすぐ歩いて行きます。
ちなみに、写真に写っているケンタッキーは閉店してしまいました。
京成本線の高架下をくぐり、日暮里駅前も通過します。
「竹隆庵岡埜」という和菓子屋さんの横の道をまっすぐ進んでいくと、右手に「羽二重団子本店」があります。
※今回は東京メトロのみで移動した為、西日暮里駅を利用しましたが、デートの時は日暮里駅を使用するのがいいかもしれません。
15:35 「羽二重団子本店」到着
「羽二重団子」は、西日暮里の駅構内や日暮里駅前にもありますが、やっぱり足を運ぶなら「羽二重団子本店」です。
歴史を感じる建物や、風情を感じる中庭が老舗感を演出しています。
「羽二重団子」は創業1819年。180年以上続く老舗です。
もちろん夏目漱石の小説「吾輩は猫である」にも「羽二重団子」の事が載っています。
『「行きませう。上野にしますか。芋坂へ行って團子を食いましょうか。先生あすこの團子を食ったことがありますか。
奥さん一辺行って食って御覧。柔らかくて安いです。酒も飲ませます。」と例によって秩序のない駄辯を揮っているうちに主人はもう帽子を被って沓脱へ下りる。
吾輩は又少々休養を要する。主人と多々良君が上野公園でどんな真似をして、芋坂で團子を幾皿食ったかその辺の逸事は探偵の必要もなし、又尾行する勇気もないからずっと略してその間休養せんければ成らん。』
夏目漱石以外にも正岡子規や泉鏡花、司馬遼太郎など、多くの著名人が作中に「羽二重団子」を登場させています。
この頃は「芋坂の団子屋」として名前が通っていたようですね。
味はとってもお上品な味です。アンコの方はアンコの割にはすごくあっさりしていて食べやすいですが、「1本で充分かな~。」という感じです。
醤油の方は何本でもいけちゃいそうなくらい美味しいです。
お酒のつまみにもいけちゃいそうな感じ。抹茶との相性も抜群です。
【所在地】東京都荒川区東日暮里5-34-3(Googleマップで開く)
【電話番号】03-3891-2924
【営業時間】9:00~17:00(L.O.16:45)
【定休日】年中無休
【URL】https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131105/13003775/
16:35 「羽二重団子本店」出発&「芋坂跡」散策
美味しい団子と抹茶に別れを告げ、店を出てすぐ左手にJRの高架へと続く道があります。
ここが「吾輩は猫である」でも書いてあった「芋坂」です。
現在は電車が走ってしまった為、道が分断されてその面影はありませんが、高架にかかる橋が「芋坂跨線橋」と名付けられて名前のみ残っています。
「羽二重団子本店」の横に石碑が、橋を渡ったところに「芋坂」を説明する柱が立てられています。
この辺りで山芋がよく取れたので「芋坂」という名前がついたらしいですよ。
16:55 「芋坂跡」出発
「羽二重団子本店」の前の道に戻り、左側(日暮里駅方面)に進んだら、日暮里駅前を横目に通過します。
京成本線の高架下をくぐり、20分ほど歩いて西日暮里駅に戻ります。
※今回は東京メトロのみで移動した為、西日暮里駅を利用しましたが、天気の悪い日などは日暮里駅を使用して下さい。
17:15 「千代田線西日暮里駅」到着
西日暮里駅から千代田線に乗り、「千代田線新御茶ノ水駅」へ移動します。
17:35 「千代田線新御茶ノ水駅」到着
「千代田線新御茶ノ水駅」と「丸ノ内線淡路町駅」は構内でつながっているので、地下道を移動します。
17:40 「丸ノ内線淡路町駅」到着
「丸ノ内線淡路町駅A3出口」から出て、靖国通りを岩本町方面に直進すると、左手に「りそな銀行」があります。
その奥の道を左手に曲がると五叉路があるので、斜め左に進んですぐ右手に「松栄亭」があります。
17:50 「松栄亭」到着
「松栄亭」は、夏目漱石が好んで食べた「洋風かきあげ」が有名な洋食屋さん。
東京帝国大学に教えに来ていた「フォン・ケーベル教授」の専属料理人をしていた初代店主の堀口岩吉氏。
夏目漱石と幸田延子(幸田露伴の妹)が突然ケーベル氏を訪問し、有り合わせのもので作ったのがこの「洋風かきあげ」とのことです。
これが「うまい!」と大好評で、開業時にメニューに加えたそう。
「洋風かきあげ」の味は一言で言うと、「なんだか懐かしい味。」
普通に美味しかったです。周りでも頼んでる人が多かった印象です。
昔どこかで食べた事のある、小麦粉に卵を混ぜて砂糖で味付けして揚げたお菓子と同じ食感がしました。
中に玉ねぎや鶏肉なんかが入っているので、ちょっと風味があって、塩こしょうでシンプルに味付けされた味。
そのままで食べても美味しいですが、シンプル過ぎて半分食べたところで飽きてきたので、ソースをかけて食べました。
ソースがサラサラでびっくりしました。(かけすぎた・・・)
「お好みでソースやマスタードをつけて食べて下さい。」とのことだったので、けっこうかけて食べる人が多いのだと思います。
隣の人が食べてたオムライスやハンバーグも美味しそうだったので、次は違うメニューにもトライしてみます。
【所在地】東京都千代田区神田淡路町2-8(Googleマップで開く)
【電話番号】03-3251-5511
【営業時間】
・ランチ 11:00~14:00(L.O)
・ディナー 17:00~19:30(L.O)
【定休日】日・祝
【URL】https://tabelog.com/tokyo/A1310/A131002/13000349/
「食べログ」のTOP5000に入っているお店で、1884年(明治17年)創業。
著名人も多く通ったと言われているお店です。
時には並んでいることも。
中は混み合っていて、相席になることもあります。
今回頼んだのは「カレー南ばん」。
味は文句なしに美味しいです!
コシがあって、つるっといけちゃいます!
スープ?つゆ?もまた絶品!
カレーと出汁とがうまく合わさって、「ザ・蕎麦屋のカレー」といった感じ。
カレーが強すぎるわけでもなく、出汁が強すぎるわけでもない、絶妙なバランスです!
一度は食べておきたい「カレー南ばん」ですね。
【所在地】東京都千代田区神田須田町1-13(Googleマップで開く)
【電話番号】03-3251-1556
【予約】予約不可
【営業時間】
・月~金 11:00~20:00(L.O.19:45)
・土、祝 11:00~19:00(L.O.18:45)
【定休日】日曜
【URL】https://tabelog.com/tokyo/A1310/A131002/13000340/
19:00 「松栄亭」出発
「夏目漱石を巡る旅・文学散歩デートプラン」の1日目はこれで終了です。
この後はお酒を飲みに行く、自宅でまったりするなど、残ったお休みの時間を楽しんで下さい。
もしここで帰る場合は「丸ノ内線淡路町駅A3出口」まで彼女を送ってあげてくださいね。
次回のデートの約束は忘れずに。
美味しいクラフトビールが飲めちゃいます。
お店も雰囲気もおしゃれなので、デートにもぴったり!
クラフトビール片手に、今日のデートやお互いのことをたくさん話して、盛り上がっちゃいましょう♪
ただ、土・日・祝がお休みなのが残念なところ…
【所在地】東京都千代田区神田司町2-9-1 第1高田ビル 1F(Googleマップで開く)
【電話番号】03-5577-3046
【営業時間】
12:00~14:00(L.O 13:30)
17:00~23:30(FOOD L.O.22:30 DRINK L.O.23:00)
【定休日】土曜日・日曜日・祝日
【URL】https://tabelog.com/tokyo/A1310/A131002/13160818/
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まとめ
今回は『夏目漱石を巡る旅・文学散歩デートプラン【本郷・千駄木・御茶ノ水編】』というテーマでお送りしてきました。
三四郎で出てきた「三四郎池」から夏目漱石が通った「松栄亭」までを回ったデートプランでした。
今回、回ったデートスポットは、
- 東京大学赤門
- 三四郎池
- 東京大学学食
- 夏目漱石旧居跡
- 藍染川跡
- 羽二重団子本店
- 芋坂
- 松栄亭
でした。
今回は夏目漱石の作品に出てきたスポットを中心に、夏目漱石ゆかりの地をご紹介しました。
普段はなかなか行かないような、珍しいデートプランだったと思います。
移動時間なども細かく記載してありますが、無理をして全部回る必要はありません。
2人のペースでゆったりと回りながら、お気に入りの場所を見つけてもらえればと思っています。
本郷・千駄木・御茶ノ水は、あまりデートでは行かない場所だと思います。
これを機に「本郷・千駄木・御茶ノ水あたりも、散歩しながらデートしたら楽しいね。」と思ってもらえれば、とても嬉しいです。
ちなみに、今回ご紹介した『夏目漱石を巡る旅・文学散歩デートプラン【本郷・千駄木・御茶ノ水編】』は、「夏目漱石デートプラン」の1日目。
「夏目漱石デートプラン」の2日目はこちらの記事をどうぞ。
今回、ご紹介したデートスポット以外にも2人でどんどん新しい場所を開拓して、いつまでも幸せなカップルでいてほしいと願っています。
よいデートを楽しんで下さい。
夏目漱石やデートプランについて、他にも分からないことがありましたら、お問い合わせまでご連絡ください。
以上、「たぶ」がお送りしました。
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