こんにちは。ネットショップコンサルタント「たぶ」(@yusuke_tanaka34)です。
今日は昨日までお話ししていた「.htaccess」を含めた、「隠しファイル」についてお話ししていこうと思います。
「.htaccess」ファイルを作られた会社さんから、よくこんな相談をいただきます。
確かにパソコンを買った時は「隠しファイル」は見えないように設定されていますし、「隠しファイル」や「隠しフォルダ」のことを知らないと表示させる方法も分からないですよね。
今回は、『Windows・Macで「.htaccess」などの隠しファイルを表示する方法』というテーマで、「.htaccess」などの「隠しファイル」の表示方法をご紹介していきますね。
「隠しファイル」を表示・非表示にすることで、「.htaccess」を編集したり、ちょっとしたプライバシーの保護にもなりますので、ぜひ使い方を覚えて活用してくださいね!
初めて「隠しファイル」を表示させる方にも分かりやすいように、画像と共に解説していきます。
ぜひ、この記事を参考に「隠しファイル」を有効活用しちゃってください!
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隠しファイルとは
「隠しファイル」・「隠しフォルダ」とは、パソコンのシステムにかかわる重要なファイルや間違って変更や削除されては困るファイルに、「通常では見えないように設定がされているファイルやフォルダのこと」を言います。
例えば、家族や友人と共有で使っているパソコンや会社や学校のパソコンでは、他の人が使って間違ってファイルやフォルダを消してしまうこともありますよね。
そういった誤操作などを未然に防ぐために「隠しファイル」という便利な機能がWindows・Mac共についているのです。
「隠しファイル」を非表示にすることで、
- 大切なファイルを間違って変更・削除しないようにする。
- あまり使わないファイルを非表示にすることで画面をスッキリさせることができる。
- セキュリティーやプライバシーの保護ができる。
といったメリットがあります。
ただ、「隠しファイル」は簡単に表示・表示を切り替えることができるので、ファイルをしっかりと保護したい時は「隠しファイル」にするだけでなく、他の施策も必要です。
「隠しファイル」は検索をしてもひっかからないので、「ファイルの整理」という意味でもとっても便利です。
よく使う「隠しファイル」は、「.htaacess」と「.Trash」ですね。
「.htaacess」はWebサーバーの動作を制御するファイル。
「.Trash」は「ゴミ箱」ですね。パソコンの設定にもよりますが、ファイルを削除しても一定期間「.Trash」の中に保存されている可能性があります。
間違えて大事なファイルを削除してしまった時、「隠しファイル」を表示にして「.Trash」からファイルを復元させたことが何度もあります。
「.Trash」様様ですよ。(汗)
WindowsやMacだけでなく、外付けハードディスクやカメラのメモリーカードにも「.Trash」が「隠しファイル」として入っているので、「.Trash」を探してみるのも結構楽しいかもしれません。(「.Trash」が入っていないものもあります。)
では、実際に「隠しファイル」や「隠しフォルダ」を表示する方法をご説明していきますね。
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Windowsで隠しファイルを表示させる方法
Windowsで「隠しファイル」を表示させる方法は3つあります。
- フォルダの上部メニューから隠しファイルを表示させる方法
- フォルダオプションから隠しファイルを表示させる方法
- コントロールパネルから隠しファイルを表示させる方法
3つの方法はどれもクリックの操作だけでできるので、お好きな方法で「隠しファイル」を表示させてくださいね。
フォルダの上部メニューから隠しファイルを表示させる方法
Windowsでは、フォルダの上部メニューに「隠しファイル」という項目があります。その「隠しフォルダ」のチェックボックスにチェックを入れるだけで、「隠しファイル」を表示させることができます。
おそらく、この方法が一番簡単に「隠しファイル」を表示させることができます。
「sample」フォルダを作って「.htaccess」を入れたのですが、最初は何も見えていません。
1.フォルダの上部にある「表示」タブをクリック。
2.フォルダの右上にある「隠しファイル」のチェックボックスをクリック。
「隠しファイル」が表示されました。
とっても簡単ですね!
ちなみに、「隠しファイル」のチェックボックスをもう一度押すだけで、「隠しファイル」を非表示にすることができます。
フォルダオプションから隠しファイルを表示させる方法
Windowsではフォルダの上部に「フォルダオプション」というものがあり、「フォルダオプション」を使って「隠しファイル」を表示させる方法があります。
「sample」に「.htaccess」を入れました。何も表示されていません。
1.フォルダの上部にある「表示」タブをクリック。
2.フォルダの右上にある「オプション」をクリック。
3.フォルダオプションが表示されたら、「表示」タブをクリック。
4.少し下に下がって「隠しファイル、隠しフォルダ、および隠しドライブを表示する」のラジオボタンにチェック。
5.右下の「適用」ボタンをクリック。
これで、「隠しファイル」が表示されます。
こちらもかなり簡単ですね!
ちなみに、今の方法をさかのぼっていくと「隠しファイル」を非表示にすることができます。
コントロールパネルから隠しファイルを表示させる方法
次にWindowsメニューの「コントロールパネル」から「隠しファイル」を表示させる方法をご説明します。
1.左下にある「windowsマーク」をクリック。
2.「windowsシステムツール」の中にある「コントロールパネル」をクリック。
3.「デスクトップのカスタマイズ」をクリック。
4.「エクスプローラのオプション」をクリック。
5.「エクスプローラのオプション」が表示されたら、「表示」タブをクリック。
6.少し下にある「隠しファイル、隠しフォルダ、および隠しドライブを表示する」のラジオボタンにチェック。
7.「適用」ボタンをクリック。
以上で「隠しファイル」が表示されます。
2つの方法に比べると少し遠回りですが、こちらもかなり簡単に「隠しファイル」を表示することができます。
ちなみに、こちらも「隠しファイル、隠しフォルダ、および隠しドライブを表示する」のラジオボタンのチェックを外すだけで、「隠しファイル」を非表示にすることができます。
以上、3種類がwindowsの「隠しファイル」を表示させる方法です。
Macで隠しファイルを表示させる方法
Macで「隠しファイル」を表示させる方法は3つあります。
- ショートカットキーを使って隠しファイルを表示させる方法
- ターミナルを使って隠しファイルを表示させる方法
- アプリを使って隠しファイルを表示させる方法
どの方法もとっても簡単なので、お好きな方法で「隠しファイル」を表示させてくださいね。
ショートカットキーを使って隠しファイルを表示させる方法
Macにはショートカットキーを使って「隠しファイル」を表示させる方法があります。
「sample」フォルダを作って「.htaccess」を入れました。こちらも何も表示されていません。
下記のショートカットキーを押すだけで、「隠しファイル」が表示されます。
command + shift + .(ドット)
これで、「隠しファイル」が表示されました。
再度、command + shift + .(ドット)を押すことで、「隠しファイル」を非表示にすることもできます。
ショートカットキーで「隠しファイル」を表示させる方法が一番簡単です。
ターミナルを使って隠しファイルを表示させる方法
次に、Macのターミナルを使って「隠しファイル」を表示させる方法です。
こちらの方法はターミナルを使うので、少し難しいかもしれません。
こちらも「sample」フォルダを作って「.htaccess」を入れたのですが、最初は何も見えていません。
1.ターミナルを起動してください。
【ターミナルの場所】Finder>アプリケーション>ユーティリティ>ターミナル
ターミナルを起動するとこのような画面が表示されます。
2.ターミナルが起動できたら、下記のコマンドを入力してください。
defaults write com.apple.finder AppleShowAllFiles TRUE
3.下記のコマンドを入力して、Finderを終了ください。
killall Finder
4.下記のコマンドを入力して、ターミナルを終了ください。
exit
「プロセスが完了しました」のメッセージが出たら、ターミナルを消してしまって大丈夫です。
これで、「隠しファイル」が表示されます。
こちらもとっても簡単ですね!
ちなみに、「隠しファイル」を非表示にする方法は、
1.ターミナルを起動します。
2.下記のコマンドを入力します。
defaults write com.apple.finder AppleShowAllFiles FALSE
3.下記のコマンドを入力して、Finderを終了します。
killall Finder
4.下記のコマンドを入力して、ターミナルを終了ください。
exit
これで、「隠しファイル」が非表示になりました。
アプリを使って隠しファイルを表示させる方法
最後にアプリを使って「隠しファイル」を表示する方法をご紹介します。
「nektony」というところが作っている「Funter」というアプリを使って、「隠しファイル」の表示・非表示を操作します。
この「Funter」というアプリをインストールすると、1クリックで「隠しファイル」の表示・非表示を操作することができます。
「Funter」の詳しい操作方法はこちらの記事をご覧ください。
以上がMacの「隠しファイル」を表示する方法3種類のご紹介でした。
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まとめ
今回は『Windows・Macで「.htaccess」などの隠しファイルを表示する方法』というテーマでお送りしてきました。
「隠しファイル」の存在を知っておくだけで、パソコンを活用する幅が広がりそうです!
「隠しファイル」が非表示になっている意味は、
- 大切なファイルを間違って変更・削除しないようにする。
- あまり使わないファイルを非表示にすることで画面をスッキリさせることができる。
- セキュリティーやプライバシーの保護ができる。
の3つでした。また、「隠しファイル」を表示する方法は、Windowsでは、
- フォルダの上部メニューから隠しファイルを表示させる方法
- フォルダオプションから隠しファイルを表示させる方法
- コントロールパネルから隠しファイルを表示させる方法
の3つ。Macでは、
- ショートカットキーを使って隠しファイルを表示させる方法
- ターミナルを使って隠しファイルを表示させる方法
- アプリを使って隠しファイルを表示させる方法
の3つでした。
「隠しファイル」を有効に使って、大切なファイルを保護しましょう!
パソコンの操作について他にも気になることがありましたら、お問い合わせまでご連絡ください。
以上、ネットショップコンサルタントの「たぶ」でした。
「EC-CUBE」に関しては、こちらの記事もおすすめです。