こんにちは。ネットショップコンサルタントの「たぶ」(@yusuke_tanaka34)です。
今日はネットショップ運営システム「EC-CUBE3」について書こうと思います!
今回のテーマは「EC-CUBE3でキャッシュの削除をしようとしたら『HTTP ERROR 500』エラーが出てしまう時の対処法」。(長い・・・ 笑)
「EC-CUBE3」でネットショップを運営していると、時々エラーが出てくるんですよ…
「EC-CUBE3」でエラーが出るたびに変な汗が出るのですが、いろいろ調べた結果、だいたい解決できるので、そういったエラーの事例と、解決策を書いていけたらなと思います。
今回は、EC-CUBE3のキャッシュを削除しようとした時のエラーのお話。
僕みたいに変な汗が出ている人のお力になれれば嬉しいです。(笑)
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EC-CUBE3のキャッシュとは
EC-CUBE3はシステム自体がキャッシュを溜めておく仕組みになっていて、そのおかげでネットショップや管理画面が早く表示される仕組みなんです。
「キャッシュ」とは、ネットショップや管理画面内にある画像などの情報を、システムやブラウザが覚えておいて、もう一度ユーザーが同じページを開いた時に、早く表示させる仕組みのこと。
それが、EC-CUBE3には備わっています。
めっちゃ便利ですね!
こちらのサイトでは、ネットショップの表示が200%も早くなったとのこと。
クロスキューブさん
めちゃくちゃ早くなっとる!
「キャッシュ」ってすごいですね…
「キャッシュ」に関しては、こちらのページで詳しく説明されているので、興味がある方はぜひ!
サルワカさん
それでは、今回起こった事例をご紹介します。
EC-CUBE3のキャッシュを削除しようとしたら「HTTP ERROR 500」エラーが発生
EC-CUBE3でtwigファイルなどを変更すると、その変更後の状態を見るために、ブラウザをリロードします。(EC-CUBE3のフロント画面は「twig」というPHPのテンプレートエンジンで作られています。)
キャッシュ自体はとっても便利な機能なんですが、キャッシュが残っていると、前のtwigファイルを覚えているため、リロードをしても変更後の状態になりません。
そこで、キャッシュの削除を行います。(できれば、ブラウザのキャッシュも削除したいところです。)
【EC-CUBE3のキャッシュを削除する場所はこちら】
コンテンツ管理>キャッシュ管理
そして、キャッシュを削除したい項目にチェックを入れ、「キャッシュ削除」を押すと…
エラーが発生!!
このページは動作していません
○○○.com では現在このリクエストを処理できません。
HTTP ERROR 500
はぁーーーーー!?
はい。私はこれで変な汗をかきました。
EC-CUBE3でエラーが出るたびに、システムがイカれたんじゃないかと思って、変な汗をかくんですよね。(笑)
「HTTP ERROR 500」とは
「HTTP ERROR 500」とは、「Internal Server Error」ということで、「内部サーバーエラー」が起こっているということ。
要するに、「ご利用のシステムの中でエラーが発生しましたよ。」ということです。
ブラウザや閲覧者側でのエラーではなく、システムの運営側(あなた)のエラーと言われています。
ということで、自分でなんとか解決しなければいけません。
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EC-CUBE3の「HTTP ERROR 500」エラーを解決する方法
それでは、EC-CUBE3でキャッシュを削除しようとしたら発生した「HTTP ERROR 500」エラーを解決する方法をご説明しますね。
「HTTP ERROR 500」エラーの解決方法はいたってシンプルです。
- FTPクライアントでサーバーに接続
- 下記のディレクトリの中にあるファイルを削除する
以上です。
【中を削除するディレクトリの場所】
- /app/cache/twig/production/default
- /app/cache/twig/production/admin
「FTPクライアント」については、こちらの記事がおすすめです。
サーバーに接続するとこんな感じ。
いろんなファイルが入ってますねー。
今回は約2ヶ月ぶりにキャッシュの削除を行いました。
約2ヶ月で溜まったファイル数は…
- 「default」の方は256個のファイルがあって、1個のファイルに404個の「PHP script」が入っていたので、単純に計算しても約10万3000個。
- 「admin」の方も256個のファイルがあって、1個のファイルに10個の「PHP script」が入っていたので、単純に計算すると約2560個。
1個の「PHP script」は4KB〜50KBくらいでした。ということは、「default」はだいたい5MBくらい。「admin」は128KBくらいのファイルが入っていることになります。
だいたい2ヶ月くらいキャッシュを削除していないと、エラーが出ますね。(経験上)
そこで、「default」と「admin」両方のファイルを削除します。
また新たに生成されるので、「01」とか「0e」とか「8a」とかいうファイルごといっちゃって大丈夫です。
「default」と「admin」、両方の中身を削除すると、
- 「default」は約15分。
- 「admin」は約2分。
で削除できました。
あんまり時間がない時にはおすすめできないですね。
すると、
そうすると、管理画面からでもキャッシュの削除ができました!
めでたし、めでたし。
キャッシュの削除は定期的に行わないとダメですね。
体感では2ヶ月放置すると、管理画面からキャッシュが削除できなくなっております。
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まとめ
EC-CUBE3でキャッシュの削除をしようとしたら「HTTP ERROR 500」エラーが出てしまう場合、
- /app/cache/twig/production/default
- /app/cache/twig/production/admin
の中にあるファイルを全削除する。
これが今回の「HTTP ERROR 500」エラーの解決策でした。
あとは、「定期的にキャッシュの削除を行う。」でも、「HTTP ERROR 500」エラーを防ぐことができます。
できれば、ファイルを書き換えるたびに、キャッシュの削除を行えば完璧です!
抜本的な解決にはなっていないのですが、これで当面の「HTTP ERROR 500」エラーは解決できます。
ぜひ「HTTP ERROR 500」エラーが出て変な汗を書いた時は、上記の方法で解決してくださいね!
今後のアップデートの際に、キャッシュを削除する時のエラーが出ないような仕様にしていただけると、めっちゃ助かります。(泣)
EC-CUBEやネットショップに関して、気になることや分からないことがありましたら、お問い合わせまでお気軽にご連絡くださいね。
以上、ネットショップコンサルタントの「たぶ」でした。
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