こんにちは。ネットショップコンサルタントの「たぶ」(@yusuke_tanaka34)です。
ネットショップを運営している方に少しでも価値のある情報を提供できればと思い、今日もポチポチ頑張ります!
さて、今回のテーマは「ネットショップの売上が上がらない2つの失敗例」。
ネットショップを運営していて、頑張るあまり、当初の目的とは違う方向に逸れていってしまったネットショップの話を、実例と共にご紹介します。
ネットショップを始めたお客さんから、よくこんな悩みをいただきます。

そこで今回は、ネットショップの売上が伸び悩んでいる人に、「こんな運営をしていたら、売上も伸びないよ!」というお話をしますね。
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絶対に真似してはいけないネットショップで売上が上がらない2つの失敗例
今回ご紹介するのは、絶対に真似してはいけないネットショップ運営の失敗例です。こんな感じでネットショップを運営していたら、ネットショップの売上は伸びません。
実際にあったネットショップ運営の事例をご紹介しつつ、「こんな運営方法だけは真似しないでくださいね!」というアドバイスと、「こうすれば売上が伸びますよ!」という、ネットショップ運営のコツをご紹介していきますね。
失敗例1:「まず、お客さんが全然来ていないんですけど…」という例

- 業種:レディースアパレル
- ネットショップの目的:実店舗の売上をネットショップでカバーしたい
- 月のアクセス人数:500人
- 今やっている施策:高価格帯のブランドなので、デザインを綺麗にしている

この方のネットショップ運営のどこがいけないか分かりますか?
この方は、レディースアパレルのネットショップをやっているのですが、現状では月のアクセス数が500人しかいません。通常、コンバージョン率は「約1%」な為、単純に計算すると購入者数は5人しかいないことになります。
趣味のネットショップならまだしも、企業のネットショップとしては厳しいですよね。
でも、こういう風にお客さんが少ないうちから、ネットショップの見た目やイベント特集などに力を入れる方はよくいらっしゃいます。
「どうすれば売上が上がるのか。」っていう、ネットショップを開いた本当の目的を見失って、「ブランディング」や「流行を取り入れること」に力を入れてしまう方。
でも、それじゃあいつまで経っても、ネットショップの売上は上がりません。
お客さんが来ないネットショップの改善方法
まずやるべきことは、意識を
「どうすれば売上が上がるのか。」
に修正すること。これが一番大事です。
その後は、以下の4つの施策を行ってください。
- 広告
- SEO対策
- ブログ
- SNS
広告の出稿
まず、一番初めに「Google Adwards」や「Yahoo!プロモーション」で、リスティング広告を出稿します。
広告の種類は他にもありますが、現時点でネットショップの売上にすぐにつながる広告は「リスティング広告」です。
ネットショップを始めてすぐは、「Google」や「Yahoo!」などの検索エンジンに取り扱い商品を打ち込んで検索しても、ヒットしません。
また、ネットショップは文字数が少ないことやショップ内に同じような名前の商品が多い為、SEO的にも強くありません。
なので、お客さんがネットショップに入って来られる導線を作ります。
広告からネットショップにお客さんを呼び込むことができたら、そのお客さんがリピーターになってくれるように、別の施策を行っていきます。
SEOで検索対策
次に、「SEO対策」を行います。ただ、「SEO対策」はすぐに結果が出ません。最低3ヶ月、通常半年〜1年を見てコツコツと対策を講じていきます。
具体的に何をするかと言うと、
- タイトルを見直す。(商品名を見直す)
- 「meta description」を設定する。
- 「meta keyword」を設定する。
- 商品説明文を充実させる。
です。ネットショップでやるべき「SEO対策」は他にもたくさんありますが、まずはこの4つをしっかりと記入します。
ブログでファンを増やす
ブログからネットショップにも集客ができます。むしろ、ブログはSEOにとても強いので、長期的に考えるとブログの運営はおすすめです。(というか、個人的には必須だと思っています。取引先にもめちゃくちゃおすすめしています。)
ブログからネットショップへの集客を狙うなら、ブログマーケッターJUNICHIさんのサイトがおすすめ。僕もめちゃくちゃ参考にさせてもらってます。
「ブログマーケッターJUNICHI」さんなんて、ブログ集客で稼いでるくらいですから、ブログからネットショップへの集客はできるのです。
ブログの運営もすぐに結果は出ません。こちらも結局は「SEO対策」なので、最低3ヶ月〜1年の時間がかかります。
SNSでプロモーション
最後に、SNSでネットショップのプロモーションを行います。
Facebook、Twitter、Instagram、Youtube、Pintarestなどで、検索エンジンで検索しないような層にアプローチします。
特に30歳以下の若い世代はSNSが活発ですし、検索エンジンよりもSNSで商品を調べて、ネットショップで購入することが多いので、SNSでのプロモーションがおすすめ。
SNSは検索エンジンとは違い、画像がメインなので、画像が綺麗で目を引くものであれば、目にとまりやすく、ネットショップへの集客にもつながります。
SNSは直接お客さんとコミュニケーションが取れるのもいいですよね。
そこでお客さんとのつながりを作って、ネットショップのファンになってもらえるようにがんばりましょう!
失敗例のようなネットショップを立て直すには
この失敗例のようなネットショップを立て直す場合、僕であれば上記で説明したとおり、まずは広告を出稿します。
それと同時に、SEO対策・ブログ・SNSを使い、半年後にネットショップにお客さんが来てくれるように、今から集客を行います。
ネットショップのアクセス人数・アクセス数が増えれば、自然と購入者数も増え、売上も上がっていきます。
何かネットショップに問題がなければ、コンバージョン率はある程度一定で推移していくので。
逆にネットショップへの集客を怠ると、購入者数は徐々に下がり、売上も下がっていきます。
実店舗でもネットショップでもそうですが、リピーターはある一定の割合で減っていきます。(リピーターが一定の割合で減るという法則があります。)
あなたも以前はよく利用していたのに、最近全然行かなくなったお店やネットショップはありませんか?
取引先でも、集客を積極的に行っているネットショップは売上が上がり、集客を行わないネットショップは売上が右肩下がりで落ち込んでいます。
今回のようなネットショップは、集客に力を入れてください。
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失敗例2:「他のお店に勝てないんですけど…」という例

- 業種:雑貨屋
- ネットショップの目的:ネットショップで売上を上げたい
- 悩み:同じ商品をAmazonや楽天の方が安く買える
- 今やっている施策:広告やSNSを使って集客

ネットショップ運営の基本はできているんですが、この方のネットショップ運営のどこがいけないか分かりますか?
この人は、ネットショップに集客をしているところまではいいんです。ただ、その先の他のネットショップとの差別化ができていないんです。安さで勝負している「楽天」やスピードで勝負している「Amazon」に勝つためには、どこかで差別化を行わないといけない。
価格も一緒、Amazonほどの流通網もない、特別なサービスもしていない。
となったら、お客さんも安いネットショップや、早く届くネットショップに流れていってしまいますよね。
楽天やAmazonを含め、他のネットショップと同じことをしていたら、それは勝つことはできませんよ。
差別化ができていないネットショップの改善方法
このようなネットショップの改善方法はたくさんありますが、今回は3つご紹介しますね。
- 他店には置いていない商品を作る(仕入れる)
- 商品を割引する(ポイント制度を作る)
- 接客を磨く
このような対策を行って、他のネットショップとの差別化を図ります。
では、具体的にどんなことをやるか、ご説明しますね。
他のネットショップには置いていない商品を作る(仕入れる)
まず、一番最初に考えるのは、
「競合を避けること。」
同じ商品が色々なネットショップに並んでいたら、大体のお客さんが見比べて、一番安いネットショップを選びます。
どこよりも安く商品を提供できるなら、このままでも大丈夫ですが、安さで勝負するということは、ネットショップが価格競争に巻き込まれるということです。
利益率がどんどん下がっていくので、作業ばかり増えて、何個売っても儲からない状態になってしまいます。
無理に競争の中に身を投じるより、競合のいない、市場を独占できる商品をネットショップで販売するべきです。
他のネットショップとはかぶらない商品を製造したり、仕入れることができれば、それに越したことはありませんが、無理に新しい商品を仕入れなくても、新しい商品を作ることは可能です。
例えば、ビーズ。他のネットショップでは1色10個1パックで売っていたとします。それを1個ずつ色々な色を混ぜて販売することで、他のネットショップにはないオリジナル商品にすることができるのです。
お客さんにとって「ここのネットショップでしか手に入らないもの。」であれば、それはオリジナル商品になります。
商品を割引する(ポイント制度を作る)
本当はおすすめできないのですが、商品を割引することは、お客さんにとっては一番嬉しいことであり、ネットショップの売上を上げる即効性のある方法ではあります。
ただ、商品を割引するということは、利益率が下がり、通常よりも多く販売しないといけないため、作業量が増えます。「薄利多売」というやつですね。
ポイントであればリピートにつながるので、商品を直接割引するよりはましですが、やはり割引には変わりないので、あまりおすすめはできません。
しかし、実際に数多くのネットショップを運営していると、商品の値引きをすることが一番効果が高いのも事実。
悲しい現実ではありますが、値引きをすることで、お客さんの反応は大きく変わります。
なので、安易に商品の割引をすることはおすすめできませんが、ネットショップ運営の最終手段として考えておくのもいいかもしれません。
接客を磨く
この方法が、他のネットショップとの差別化に、一番おすすめの方法です。
分かりやすい例で言うと、「ヴィレッジヴァンガード」さん。
スタッフの方が手書きで書いたPOPがお店のいたるところにあり、親近感が湧くと共に、手書きのPOPを見ているだけでも楽しめちゃうという素晴らしい接客です。
今では手書きのPOPで商品説明をしているお店も増えましたが、当時はどこのお店もやっていない、完全なる「他社との差別化」でした。
ネットショップに応用するとしたら
- 商品説明文を充実させる
- 商品の使い方やレシピなどを同梱する
- 違う商品のサンプルを同梱する
- 手書きのお手紙を同梱する
- オリジナルのノベルティを同梱する
などが考えられます。
接客を磨くのであれば、一生懸命考えればアイデアはどんどん出てきますし、お金をかけたり利益率を下げずにお客さんへのアプローチができます。
また、接客がよければ、お客さんがネットショップのリピーターになってくれる確率も高まります。
失敗例のようなネットショップを立て直すには
今回の失敗例のようなネットショップを立て直す場合、上記で説明したとおり、
- 商品力を上げる
- 競争力を高める
- 接客力を磨く
などの方法を使って、他のネットショップとの差別化を図ります。
「他のネットショップじゃなく、ここのネットショップじゃないとダメなんだ。」とお客さんに思ってもらうために、考えうる工夫と努力をしたいですね。
今回のようなネットショップは「他社との差別化」に力を入れてください。
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まとめ
ネットショップで売上を伸ばしたいのであれば、必ず守って欲しいのですが、以下の4つことを実践してネットショップを運営しましょう。
- ネットショップを運営する目的を「売上を上げること」にしっかりと見定めること
- まずは「集客」に力を入れること
- いろいろな方法で他社との差別化を図ること
- お客さんに「ここのネットショップじゃないとダメなんだ。」と思ってもらえたら完璧です。
ネットショップに関して、気になることや分からないことがありましたら、お問い合わせまでお気軽にご連絡くださいね。
ぜひお客さんに喜んでもらえるようなネットショップを運営して行きましょうね!
以上、ネットショップコンサルタントの「たぶ」でした。
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