こんにちは。ネットショップコンサルタントの「たぶ」(@yusuke_tanaka34)です。
今日は『米国株投資でおすすめのポートフォリオとは【Q&A】』というテーマで、お話をしていこうと思います!
今回の記事は、
- 米国株投資に興味がある方
- おすすめのポートフォリオを知りたい方
- 米国株投資のポートフォリオに悩んでいる方
におすすめです!
僕は、このブログの中で米国株投資について書いているのですが、読者の方から質問をいただくことがあります。
分かります。米国株投資を始めた際、どのようにポートフォリオを作ればいいか、分からないですよね。
分散が効くから米国株ETFがいいのか、配当金生活を目指したいから高配当個別株投資がいいのか。
はたまた、これから米国株が失速する可能性があるから全世界投資信託がいいのか…
選択肢がたくさんありすぎて、迷ってしまいますよね。
それに、Youtubeや書籍、ブログなんかで情報収集をしていると、みんな言っていることが違うので、頭がこんがらがってしまいます。
でも、実は最低限の情報収集ができていれば、これ以上情報収集は行わなくて大丈夫なんです。
この記事に書いてある『米国株投資でおすすめのポートフォリオとは【Q&A】』を読めば、自信を持ってポートフォリオを組めると思います!
結論から言いますと、ポートフォリオに「これだ!」という正解はありません。
しかし、それだと答えにならないので、僕が考えるおすすめのポートフォリオをご紹介したいと思います。
僕が考えるおすすめのポートフォリオは、
銘柄 | 金額・割合 |
---|---|
eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | 33,333円 |
VOO | 50% |
VYM | 50% |
です。
「つみたてNISA」で「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」に投資しつつ、余ったお金を「VOO」と「VYM」に半分ずつ投資し、配当金をもらいながら、資産の最大化を狙います。
今回は、今までにいただいたご質問を交えつつ、おすすめのポートフォリオをご紹介していきたいと思います。
それでは、実際に『米国株投資でおすすめのポートフォリオとは【Q&A】』について解説していきますね。
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米国株投資でおすすめのポートフォリオ
今回、このようなご質問をいただきました。
海外のETFに興味があるのですが、分からない事だらけなので、質問させてください。
1,000万円を元手に10年~15年程を見て、出来るだけ増やしたいと思っているのですが、ポートフォリオで迷っています。
また、「ドルコスト平均法が良い」とネットで見たので、一気に購入したらいいのか、少しずつ購入したらいいのかも迷っています。
もし、少しずつ購入する場合、毎月いくらくらい購入すればいいのか、コストも分からないため、どうしたらいいでしょうか。
現在は、VOO、SPYD、HDV、VYM、VTIなど、よく聞く名前のETFが気になっています。
高配当ETFも気になっているんですが、トータルリターンを追求するならVTIなどの方が良いとネットで見ました。
お返事いただけると嬉しいです。
ご質問、ありがとうございます。
そうですよね。ネット上には情報が溢れているので、銘柄選び・購入タイミングなど、迷ってしまいますよね。
ただ、ポートフォリオは人それぞれで、「これ!」という答えがないの事実です。
Youtubeやブログ、Twitterや書籍などで発信している人も、僕自身も未来のことは誰一人として分かりません。
あくまで「私はこう思う。」という予想の域を出ない中で、みなさんご自身の考えを発信しているという形です。
そのため、僕自身の考えるおすすめですが、ご参考になればと思います。
どの米国株ETFがおすすめか
まず、「どの米国株ETFがおすすめか」についてご説明していきます。
例えば、今回挙げていただいた米国株ETFだと、「VOO」と「VTI」は「グロース株ETF」に分類され、「SPYD」・「VYM」・「HDV」は「高配当ETF」に分類されます。
そのため、それぞれの特徴をつかみつつ、投資方針としてどちらを選ぶのかを選択する必要があります。
- とにかく10年後〜15年後にお金を最大限増やしたい(配当金は少なめ)→グロース株ETF
- 配当金をもらって、ちょこちょこ使いながらお金も増やしたい→高配当ETF
のどちらを選ぶかによって、投資方針が決まってきます。
投資方針が決まったら、ETFを選びます。
各ETFの特徴は以下のとおり。
【グロース株ETF】
銘柄 | 特徴 |
---|---|
VOO | 最終的に資産が一番大きくなる可能性が高い。 |
VTI | 資産がVOOの次に多くなる可能性がある。 |
【高配当株ETF】
銘柄 | 特徴 |
---|---|
SPYD | 配当の額は一番多いが、景気に左右されやすい(リスクが高い)。 |
VYM | 多くの銘柄に分散しているので安心感があるけれど、SPYDより配当金は少ない。 |
HDV | リスク・配当金ともに、SPYDとVYMの間くらい。バランス取れた感じ。 |
と言った感じです。
これらの特徴を踏まえた上で、ご自身が得たい成果を得られそうなETFを購入してください。
投資タイミングは「ドルコスト平均法」で分散した方がいいか
次に、投資タイミングですが、「ドルコスト平均法」は時間で分散させるため、高値づかみを防ぐことができます。
一括で購入すると、株価が一番高いところで購入してしまい、その後数年〜数十年に渡って株価が戻らないということもあり得るためです。
たとえば、1980年代の日本で株を一括購入していた場合、現在も元値まで回復していないという結果が出ています。
それを防ぐために、「ドルコスト平均法」は有効です。
大きく下落した時に全額入金すると、株価が回復した時に大きく戻すので、利益は大きく出せると思います。
しかし、プロでも株価の底を正確に判断することができないため、買ったところから、それ以上に大きく株価が下がる可能性もあります。
なので、「どこまで株価の下落に耐えられるか」というところを考えながら、 ETFを購入する必要があります。
僕は、お金を増やしたいですが、配当金をもらって日々の生活を向上させたいという気持ちもあるため、
- VOO
- SPYD
- VYM
を「ドルコスト平均法」で毎月積立投資しています。
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米国株投資でドルコスト平均法の入金額の目安
次に、このようなご質問をいただきました。
- ドルコスト平均法で、いくらずつ投資していったらいいという、目安などはありますか?
- 「ドル建て」か「円建て」かのコスト比較はサイトによって書いてあることが異なり、為替変動のリスクなども気になるのですが、どちらがおすすめですか?
- VOO・SPYD・VYMのパーセンテージのおすすめがありましたら教えていただきたいです。
の3つです。
よろしくお願いします。
ご質問、ありがとうございます。
なるほど。投資のタイミングは、迷ってしまいますよね。
個別に回答させていただければと思います。
ドルコスト平均法でいくらずつ投資していったらいいか
まず、「ドルコスト平均法でいくらずつ投資していったらいいか」について解説したいと思います。
一般的には、だいたい「投資資金の10分の1〜20分の1ずつを毎月定額」で投資する方法が推奨されています。
僕は最初に元手をそんなに持っていなかったので、最初の資金を分割して投資はしませんでした。
毎月の収入から投資に回し、毎月一定額を購入している感じです。
ただ、たとえば1,000万円を持っていた場合、1〜2万円を毎月積み立てていくと、もらえるはずの値上がり益や配当金を逃してしまうため、機会損失になってしまいます。
そのため、ある程度まとまった現金がある場合、少額ずつの積立投資はおすすめできません。
また、どこの証券会社さんも米国株を購入する場合、購入金額の「0.45%」の売買手数料がかかります。
売買手数料の上限が「20ドル」なので、1回でたくさん購入した方が、手数料負けしないことは確実です。
手数料負けしない分岐点は「4,445ドル」とのことです。
参考:米国株で手数料負けしない買付金額を解説【SBI・マネックス・楽天】
https://kashiwamichi.com/usstock-fee/
そのため、「1回の購入で50万円以上」というのが、1つの最適解になると思います。
1回の購入で50〜100万円程度、毎月購入していくのがいいのではないでしょうか?
ドル建てか円建て、どちらがおすすめか
次に、「ドル建てか円建て、どちらがおすすめか」ですが、僕は1回の購入金額が少ないため、円建てで購入しています。
なぜかというと、
- 円をドルに替える手間
- 為替が変動すること
を加味すると、必ずしも「円をドルに変えてから米国株を購入した方がお得!」とは言い切れないからです。
実際に一度、円からドルに変えてから米国ETFを購入したのですが、円をドルに変えてからETFを購入するまでに、ドル円が1円変わってしまったんです。
そのため、ETFを買う前に1,000円近く資金が減ってしまいました。
また、「円建て」と「ドル建て」の手数料の差ですが、米国株ETFを約5,000円購入すると、手数料の差は「11円」です。
僕は「11円の差であれば、円建てでいいや。」という判断で、円建てで購入しています。
たとえば、1回で100万円分購入したとすると、手数料の差は「約2,200円」。
この「2,200円」を高いと感じるか、気にならないかによって、「円建て」か「ドル建て」かを判断していただければと思います。
「円建て」か「ドル建て」、どちらがお得かについては、こちらの記事で詳しくご紹介しているので、参考にしてみてください。
ポートフォリオのおすすめのパーセンテージとは
最後に、「VOO・SPYD・VYMのパーセンテージのおすすめ」ですが、僕のポートフォリオは現在、
銘柄 | 金額・割合 |
---|---|
VOO | 62.4% |
VYM | 20.8% |
SPYD | 16.7% |
の割合で購入しています。
本当は「VOO」が50%、「VYM」と「SPYD」で50%が理想です。
なので、今後は上記の割合を目指して調整していきたいと思います。
資産を最大化したい場合は「VOO」を多めに、配当金をもらって使いたい場合は「VYM」と「SPYD」を多めに、といった感じで振り分けるといいかと思います。
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つみたてNISAでおすすめの銘柄とポートフォリオ
次に、このようなご質問をいただきました。
つみたてNISAについて、お伺いしたいことがあり、ご連絡いたしました。
今現在、つみたてNISAをやっていまして、聞いたことのある銘柄
- eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
- eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
- eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
- eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)
- eMAXIS Slim先進国株式インデックス
- eMAXIS Slim新興国株式インデックス
- ニッセイ外国株式インデックスファンド
- ひふみ投信
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド
をよく分からずに買っているのですが、多く買い過ぎても信託報酬がかさんでよくないのでしょうか?
今現在は、50万円ほど積立てており、3%の利益なんですが、このままでいいのか、つみたてNISAと米国株ETFの両方は出来ないのかと迷っています。
また、普通のNISAに変更した方がいいのかとも思い、立ち止まっています。
よろしくお願いします。
そうですよね。つみたてNISAも銘柄がたくさんあって、どれを選んだらいいか、迷ってしまいますよね。
僕がおすすめする「つみたてNISA」の銘柄は、
- eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
- SBI・バンガード・S&P500
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)
の3つです。
このいずれかの1本に「つみたてNISA」の枠のすべてを投資していいと思います。
「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」と「SBI・バンガード・S&P500」は、米国の大型株500社で構成された指標に連動した投資信託です。
「楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)」は、米国にある約3,600社に投資できる投資信託です。
どれに投資してもそこまで大きく投資成績は変わらないため、好みの1本を選んで積立投資をするのがいいと思います。
「つみたてNISA」は、「年間40万円」と投資できる金額が決まっています。
そのため、「つみたてNISA」は40万円満額購入して、それ以外は他の投資信託かETFを購入するのがいいかと思います。
僕も「つみたてNISA」で「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」と「SBI・バンガード・S&P500」を購入し、それ以外の資金で「VOO」などの米国株ETFを購入しています。
「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」と「SBI・バンガード・S&P500」を分けて投資している理由は、僕がつみたてNISAを始めた時に「SBI・バンガード・S&P500」がまだなかったためです。
投資信託は、上記の9銘柄すべてを購入しているのでしょうか?
特に管理が煩雑にならないようであれば、そのままでも大丈夫な気がしますが、僕でしたら上記の3銘柄の1つに絞って、全額突っ込むかなと思います。
ただ、「つみたてNISA」は投資信託を売ってしまっても、40万円の非課税枠は復活しません。
そのため、今まで購入した投資信託は保有しつつ、このあと積み立てる投資信託を1本に絞る方法がおすすめです。
投資信託は現状、配当金が出ていないので(配当金再投資の設定にもしていますし)、ETFで配当金をもらって、お金が増える実感を持とうと思っています。
なので、僕は現状、「つみたてNISA+米国株ETF」でやっている感じです。
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【まとめ】米国株投資でおすすめのポートフォリオとは《Q&A》
ということで、今回は『米国株投資でおすすめのポートフォリオとは【Q&A】』というテーマでお送りしてきました。
今回の記事をまとめると、ポートフォリオを決めるためには、
- 投資方針を決める
- 購入する銘柄を決める
- 投資タイミングを決める
という流れで、ポートフォリオを組んでいきます。
ポートフォリオに「これだ!」という正解はありませんが、僕が考えるおすすめのポートフォリオは、
銘柄 | 金額・割合 |
---|---|
eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | 33,333円 |
VOO | 50% |
VYM | 50% |
です。
「つみたてNISA」で「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」に投資しつつ、余ったお金を「VOO」と「VYM」に半分ずつ投資し、配当金をもらいながら、資産の最大化を狙います。
また、「ドルコスト平均法」と「個別株投資ではなくETFを購入すること」で、リスクの分散をはかります。
以上が、現在僕が考えるおすすめのポートフォリオです。
米国株投資の銘柄選びの参考になれば嬉しいです。
米国株投資やETFなど、他にも気になることがありましたら、お問い合わせまでご連絡ください。
以上、ネットショップコンサルタントの「たぶ」でした。
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