こんにちは。ネットショップコンサルタントの「たぶ」(@yusuke_tanaka34)です。
今日は『海外ETFを購入する際、円建てとドル建てどちらがお得?手数料の差額を徹底比較!』していこうと思います!
今回の記事は、
- 海外のETFを購入している方
- 海外のETFに興味がある人
- 円建てとドル建てどちらがお得か気になっている方
におすすめです!
僕も「SBI証券」で海外のETFを毎月積み立てているのですが、いつも思うことがあります。
海外のETFを買う時、円建てとドル建て、どっちで買うのがお得なのか気になりません?
僕はめちゃくちゃ気になってます。(笑)
「投資はどれだけ手数料を少なくできるかが勝負」みたいな話も聞きますし、できることなら手数料を低く抑えたいですよね。
先日、マネックス証券・楽天証券・SBI証券の3社が米国株の最低手数料を0円に引き下げました。
米国株の手数料が下がるなら、為替手数料も低く抑えたいですよね。
と言うことで、海外のETFを買う時に、円建てとドル建てでどれくらい手数料が違うのかを比較したいと思います。
手数料がめちゃくちゃ違うのであれば、ドル建てで購入しようと思いますし、数円〜数十円の違いであれば、手間を考えても円建てで積み立てようと思います。
今回は、僕が利用している「SBI証券」で解説をしていきたいと思います。
この記事に書いてある『海外のETFを購入する際、円建てとドル建てどちらがお得?手数料の差額を徹底比較!』を読めば、海外のETFを買う時の円建てとドル建ての手数料の違いが分かります!
結論から先に言ってしまうと、円をドルに変える手間を考えると、海外のETFは円建てで積み立てていいと思います!
ただし、下記の解説を見て、最終的にはご自身でご判断ください!
それでは、実際に『海外のETFを購入する際、円建てとドル建てどちらがお得?手数料の差額を徹底比較!』を詳しく解説していきたいと思います。
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海外のETFを円建てとドル建てで購入する際の手間
海外のETFを購入する際、一般的には「円をドルに変えてから購入した方が手数料が安くなる」と言われています。
しかし、数円〜数十円程度の違いであれば、円をドルに変える手間の方がかかってしまう可能性があります。
円建てで海外のETFを購入すれば、証券会社の口座にお金を入れておけばいいだけなので。
でも、手数料が全然違うようであれば、少し手間がかかっても円をドルに交換して、安く購入したいですよね。
ということで、今回は実際に円建てとドル建てで海外のETFを購入して、手数料の比較をしてみたいと思います。
今回は、僕が利用している「SBI証券」でご説明していきますね。
「SBI証券」で、円をドルに交換して海外のETFを購入する場合、
- 住信SBIネット銀行で円をドルに交換
- 住信SBIネット銀行からSBI証券にドルを送金
- SBI証券で海外ETFを購入
という流れで海外のETFを購入する必要があります。
それに対し、海外のETFを円建てで購入する場合、
- SBI証券で海外ETFを円建てで購入
するだけで、終了です。
手間を考えると、どう考えても直接円建てで海外ETFを購入した方がいいですよね。
それでは、次に「円をドルに交換する際の為替手数料」を見ていきたいと思います。
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円をドルに交換する際の為替手数料
円をドルに交換する際の為替手数料ですが、「SBI証券」で円をドルに交換した場合、手数料は以下のとおり説明されています。
【SBI証券の為替手数料】
通貨 | 約定タイミング | 為替スプレッド |
---|---|---|
米ドル(USD) | 毎営業日1日2回(10:00、14:30) | 0.25円 |
次に、「住信SBIネット銀行」で円をドルに交換した場合、
【住信SBIネット銀行の為替手数料】
通貨 | 円との取引 | 米ドルとの取引 |
---|---|---|
米ドル | 4銭 | – |
「外貨普通預金/為替コスト(手数料)・金利|住信SBIネット銀行」
と記載されています。
単純に比較すると、「SBI証券」で円をドルに交換した方が、「住信SBIネット銀行」で円をドルに交換するよりも「6.25倍」も手数料がかかるということですね。
為替手数料だけを見ると、「住信SBIネット銀行」で円をドルに交換した方がお得なことが分かります。
でも、「0.25円」とか「4銭」って書いてあっても、なんだか実感がわきませんよね。
ということで、実際に僕が海外のETFを円建てとドル建てで購入した際の手数料を比較してみたいと思います。
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海外のETFを円建てとドル建てで購入した際の手数料を比較
それでは、実際に僕が海外のETFを円建てとドル建てで購入した際の手数料を比較していきますね。
今回は、「SPYD」というアメリカの高配当株を集めたETFを購入していきます。
ちなみに「SPYD」とは、アメリカの「S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス」という企業が算出しているアメリカの代表的な株価指数「S&P500」に連動したETF。
その「S&P500」の中から、高配当株上位80社を集めて構成されています。
また「ETF」とは「上場投資信託」のことを言い、証券取引所などに上場している投資信託のことを指します。
「SPYD」は、配当利回りが「3.5%〜5%」程度と高く、1株5,000円程度で購入できるので、初心者にも手の出しやすいETFです。
まず、「住信SBIネット銀行」で円をドルに交換します。
「住信SBIネット銀行」で円をドルに交換する方法は、下記の記事をどうぞ。
こちらが、僕が円をドルに交換した時の、買付レートです。
この時、買付レートが「108.73円」、売却レートが「108.65円」となっています。
「住信SBIネット銀行」の為替手数料は「0.04円」なので、この時の米ドル/円のレートは「108.69円」ということになります。
日本円で35,000円分をドルに交換しましたが、約定レートは「108.73円」で約定することができました。
次に、「SBI証券」で、「円建て」と「ドル建て」の2パターンで「SPYD」を購入してみます。
こちらが「円建て」で購入した時の手数料。
次に、こちらが「ドル建て」で購入した時の手数料。
「円建て」と「ドル建て」の手数料を円換算で比較すると、
円建て | ドル建て | |
---|---|---|
約定金額 | 4,196円 | 4,185円 |
手数料 | 19円 | 19円 |
課税額 | 1円 | 1円 |
為替レート | 109.04円 | 108.73円 |
合計金額 | 4,216円 | 4,205円 |
となり、「円建て」と「ドル建て」の手数料の差は「11円」となります。
パーセンテージで表すと「0.0026%」。
とても大きな金額になると大きな差になるかもしれませんが、現状ではあまり気にする差ではないと思いました。
この結果を見て、「住信SBIネット銀行」で円をドルに交換する手間を考えると、僕は「海外のETFは円建てで購入した方がいい」と思いました。
ちなみに、「円建て」で購入した場合、すぐに注文履歴を確認すると、下記のように表示されます。
表示されている「約定金額(円貨)」は、為替レートが確定するまでの概算受渡金額です。
10月25日(金)に購入して、10月28日(月)に約定したので、それまでは概算の金額が表示されます。
「円建て」で購入すると、為替レートの確定までに時間がかかるので、金額が少し上下することもあるということですね。
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まとめ
今回は『海外のETFを購入する際、円建てとドル建てどちらがお得?手数料の差額を徹底比較!』というテーマでお送りしてきました。
今回の記事をまとめると、海外のETFを購入する際の手数料は、
円建て | ドル建て | |
---|---|---|
約定金額 | 4,196円 | 4,185円 |
手数料 | 19円 | 19円 |
課税額 | 1円 | 1円 |
為替レート | 109.04円 | 108.73円 |
合計金額 | 4,216円 | 4,205円 |
ということで、「SPYD」を購入した場合、「円建て」と「ドル建て」の手数料の差は「11円」という結果になりました。
円をドルに変えて送金する手間を考えると、僕は
海外のETFは円建てで購入した方がいい
と感じました。
今後は円建てで海外のETFを購入していきたいと思います!
「円建て」と「ドル建て」、どちらを選ぶかは、最終的にはご自身でご判断ください!
海外のETFを購入するなら、ETFの定期買付ができる「SBI証券」がおすすめです。
海外ETFの手数料について、他にも分からないことがありましたら、お問い合わせまでご連絡ください。
以上、ネットショップコンサルタントの「たぶ」でした。
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