こんにちは。ネットショップコンサルタントの「たぶ」(@yusuke_tanaka34)です。
今日は『徹底比較!おすすめの越境EC運営サービス5選』をご紹介していこうと思います!
今回の記事は、
- 越境ECに興味がある方
- 越境ECを始めようとしている方
- 越境ECの運営サービスを比較している方
におすすめです!
ネットショップの担当者さんや取引先から、最近こんな質問をいただきます。


そうですよね。「越境EC」を始めようと思っても、まずは何をすればいいか分からないですよね。
僕も「越境EC」を始める時は、「越境EC」について調べるだけで、ものすごい時間がかかりました…
「英語って必要なの?」とか「やっぱり手続きって複雑なの?」とか、「越境EC」を始めるまでは不安が絶えないですよね。
「越境EC」について調べるだけでも時間がかかるので、通常の業務をやりながらだと、なかなか準備が進みづらかったりします。
でも、実際は「越境EC」を始めて見れば、なんだかんだうまく回るものです。手を動かしながら勉強していけば、最初に気になっていたことも、意外にクリアできちゃいます。
「越境EC」を始める上で、まず必要なのは「越境ECの運営サービスを決めること」。
この記事に書いてある『徹底比較!おすすめの越境EC運営サービス5選』を読めば、目的に合わせた越境EC運営サービスが選べます!
結論から先に言ってしまうと、おすすめの越境EC運営サービスは「Shopify」もしくは「Amazon」。
自社サイトなら「公式サイト【Shopify】」、ショッピングモールなら「公式サイト【Amazon】」がおすすめです。
使いやすさと目的に応じて、最適な「越境EC運営サービス」を選んでくださいね!
それでは、実際に『徹底比較!おすすめの越境EC運営サービス5選』をご紹介していきますね。
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おすすめの越境EC運営サービス5選

早速ですが、僕がおすすめする「越境EC運営サービス」は、
- おすすめの越境EC運営サービス 第1位:Shopify
- おすすめの越境EC運営サービス 第2位:Amazon Global Selling
- おすすめの越境EC運営サービス 第3位:WorldShoppingBIZ
- おすすめの越境EC運営サービス 第4位:Magento
- おすすめの越境EC運営サービス 第5位:futureshop overseas
の5つです。
「越境EC運営サービス」を徹底的に比較した結果、上記のような結果となりました!
各「越境EC運営サービス」の詳細は、下記をご覧ください。
「越境EC運営サービス」を決める上でまず気になるのは、
- 費用
- 多言語対応
- 多通貨対応
の3つ。
各「越境EC運営サービス」の比較表を作成しましたので、チェックしてみましょう。
【各越境EC運営サービス比較表】
サービス名 | 費用 | 多言語対応 | 多通貨対応 |
---|---|---|---|
Shopify |
| アプリで対応可 | アプリで対応可 |
Amazon |
| ○ | ○ |
WorldShoppingBIZ |
| 決済画面のみ | ○ |
Magento |
| ○ | ○ |
futureshop |
| 英語・中国語 | ○ |
基本的にはどの「越境EC運営サービス」も、多言語・多通貨には対応しています。
次に「越境EC運営サービス」の費用面をもう少し詳しく見ていきましょう。
各「越境EC運営サービス」を、
- 初期費用
- 月額費用
- 販売手数料
- その他費用
で比べるための比較表を作成しましたので、ご覧ください。
【各越境EC運営サービスの費用比較表】
サービス名 | 初期費用 | 月額費用 | 販売手数料 | その他 |
---|---|---|---|---|
Shopify | 0円 | $29〜$299 | 0円 |
|
Amazon | 0円 | $39.99 | 6%~45% | – |
WorldShoppingBIZ | 30,000円 | 5,000円 | 0円 |
|
Magento | 0円 | 0円 | 0円 |
|
futureshop | 25,000円 | 28,000円 | 0円 |
|
各「越境EC運営サービス」によってサービス内容が異なるので、一概に高い・安いというのは決められませんが、上記の費用が発生します。
上記の表だけでは、判断がつけづらいですよね。
なので、次は「おすすめの越境EC運営サービス5選」の「各運営サービスの特徴」を解説していきますね!
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おすすめの越境EC運営サービス5選の各運営サービスの特徴

「越境EC運営サービス」を決める上で、先ほどご紹介した
- 費用
- 多言語対応
- 多通貨対応
以外にも、
- 販売形態
- 商品数
- SSL証明書
- 独自ドメイン
など、「越境EC」を運営する上で注意しなければいけないところがいくつかあります。
ここからは、各「越境EC運営サービス」の特徴を個別に見ていきます。
商品を販売する方法や予算などに合わせて、最適な「越境EC運営サービス」を選んでくださいね。
おすすめの越境EC運営サービス 第1位:Shopify

サービス名 | Shopify |
---|---|
運営会社 | Shopify Inc.(カナダ) |
販売形態 | 自社ネットショップ(ASP) |
初期費用 | 無料 |
月額費用 | $29〜$299 (約3,000円〜約30,000円) |
決済手数料 | 3.25%〜3.9% |
商品数 | 無制限 |
多言語対応 | アプリで可 |
多通貨対応 | アプリで可 |
SSL証明書 | 無料 |
独自ドメイン | 有料($14〜/年) |
登録画像数 | 250枚 / 1商品 |
メールアドレス | × |
スマホ対応 | ○ |
デザイン | 100種類以上のテンプレート |
特徴 |
|
「Shopify」は、全世界で80万店舗以上のネットショップを開設している、世界No.1シェアのネットショップ運営サービスです。
「Shopify」でこれまでに販売された総額は10兆円以上。すごっ!(2019年9月時点)
「Shopify」と書いて、「ショッピファイ」と読みます。(最初、「ショッピフィー」って読みました。笑)
世界では「越境EC = Shopify」と言っても過言ではありません。
「Shopify」については、こちらの記事で詳しく解説しています。
iPhoneやMacのように、直感的な操作で簡単に「越境EC」をオープンさせることができるので、海外で広く受け入れられています。
日本には2017年末に上陸したばかり。
まだ、1年半しか経っていないので、あまり日本では知名度が高くないんですよね。
海外では、
- バドワイザー
- ネスレ
- P&G
- レッドブル
が「Shopify」を利用して、ネットショップを開設しています。
日本では、
などが「Shopify」を利用しています。
「Shopify」は、「カラーミーショップ」や「makeshop
」のように、「ASP型」のネットショップです。
「ASP」とは、「アプリケーション・サービス・プロバイダ」の略で、「Shopify」が持っているシステムの管理画面にログインして、そこに商品情報などを入力し、ネットショップを運営する仕組みのことを言います。
「Shopify」の料金体系は以下の通り。
【「Shopify」のプラン】
ベーシック | スタンダード | プレミアム | |
---|---|---|---|
月額料金 | $29 | $79 | $299 |
商品数 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
アカウント数 | 2 | 5 | 15 |
サポート | ○ | ○ | ○ |
販売チャネル追加 | ○ | ○ | ○ |
手動で注文作成 | ○ | ○ | ○ |
ディスカウントコード | ○ | ○ | ○ |
無料SSL証明書 | ○ | ○ | ○ |
カゴ落ち対策 | ○ | ○ | ○ |
ギフトカード | × | ○ | ○ |
プロフェッショナルレポート | × | ○ | ○ |
高度なレポートビルダー | × | × | ○ |
外部サービスの自動計算送料 | × | × | ○ |
です。
3つのプラン共に、1分間に1万件以上の受注があっても耐えられるサーバーを使っているそう。(超高性能サーバーですね!)
そんなに詳細なレポートを出す必要性も感じられないので、普通に「ベーシックプラン」でいいかなと思います。
「$29」なので、月額「3,000円」くらいですね。
普通に国内のネットショップ運営サービスと同じくらいの金額です。
ちなみに、ホームページやSNSにカートだけを追加できる「ライト」というプランもあります。(月額$9)
また、「Shopify」は独自の「Shopifyペイメント」という決済サービスをやっていて、ここで若干プランの差が出てきます。
【「Shopifyペイメント」のプラン】
ベーシック | スタンダード | プレミアム | |
---|---|---|---|
不正分析 | ○ | ○ | ○ |
日本のクレジットカード | 3.4% | 3.3% | 3.25% |
海外のクレジットカード&AMEX | 3.9% | 3.85% | 3.8% |
外部の決済サービスを使う場合 | +2.0% | +1.0% | +0.5% |
とは言っても、「ベーシック」と「プレミアム」で、「1.0%」程度の差しかないので、やっぱり最初は「ベーシック」でいいような気がします。
売り上げがかなり大きくなってきたら、「プレミアム」に移行してもいいかもしれませんね。
「越境EC」に必要な「多言語化・多通貨対応」はアプリで行います。
「Shopify」は2,500種類以上のアプリの中から、必要な機能を選んで、ネットショップに組み込みます。
「多言語化・多通貨対応」は、
【多言語化・多通貨対応アプリ】
アプリ名 | 用途 | 月額料金 | 注意点 |
---|---|---|---|
Langify | 多言語化アプリ | $17.5 | ○ |
BEST Currency Converter | 多通貨アプリ | $0 or $9.95 | 無料 / 5通貨 有料 / 160通貨 |
というアプリなどで行います。
アプリを入れないといけないので、月額料金は「ベーシック」で「5,000円〜10,000円」くらいで予算を組んでおくといいと思います。
「越境EC」で気になる配送に関しては、「Shopify」はヤマト運輸・佐川急便・日本郵便と提携しています。
また、世界的に有名なDHL・FedEx・UPSとも提携しているので、安心して世界中に配送することができます。
「Shopify」は、「Googleショッピング」や「eBay」、「Amazon」のようなショッピングモールともアプリで連携できます。
「越境EC」で大変な広告宣伝の負担を軽減してくれるのが嬉しいですよね。
「Shopify」のWebサイトを見てもらうと分かりますが、「Shopify」はデザインがおしゃれなんです。
100種類以上のテンプレートがあり、そこから選んでクリックするだけで、簡単におしゃれなネットショップが作れます。もちろんHTML・CSSの編集も可。
「Shopify」にはスマホ用のアプリもあり、注文やアクセスを簡単に確認することもできます。
「Shopify」はSEO対策もしっかりできるのが嬉しいところ。ASPが苦手なSEOもしっかり設定することができます。
また、「Shopify」はSNSとの連携が強いのも特徴です。
Facebookストアとも自動的に同期されますし、お客さんとMessengerでやり取りをし、Messenger上で購入まで繋げることができます。
もちろんInstagramのショッピング機能にも対応しています。
他にも、SNSやブログなどに「購入ボタン」を設置し、そのボタンから直接購入できる機能などもあります。
「Shopify」は比較的安く始めることができ、アプリで大規模販売にも対応できて、ショッピングモールとの連携で販路も開拓できるので、世界で人気の「越境EC運営サービス」なのです。
「Shopify」のメリット・デメリットをまとめると、
【Shopifyのメリット・デメリット】
メリット |
|
---|---|
デメリット |
|
「Shopify」にもデメリットはあります。
その1つは「説明文がたまに英語」なこと。
日本語化は進めているそうなのですが、外部のデザイナーが作ったデザインテンプレートやアプリは英語表記になっているので、そこは少し使いづらいかもしれません。
次に「まだ日本のショッピングモールには対応していない」こと。
Google・eBay・アメリカのAmazonとは連携できるのですが、日本で有名な楽天や日本のAmazonとは、まだ連携できません。
ここは今後に期待です。
もう1つは「日本では使いづらいアプリもある」こと。
2,500種類以上のアプリが用意されていますが、基本的にはアメリカ・カナダあたりで使える便利なアプリが多いです。
すべてのアプリを見たわけではないので、なんとも言えませんが、実際に日本で使えるアプリは限られてくるのかなと思います。
最後に「サポート体制がまだ弱い」こと。
「Shopify」は24時間体制のサポートがウリの1つですが、もともとがカナダの会社なので、日本ではまだサポート体制が万全ではありません。
質問しても、回答までに数日かかることもあるそう…
今後、日本でのサービスが拡大してくれば、どんどん改善されていくとは思いますが、今はまだ不便に思うことがあるかもしれません。
14日間、無料で体験できるので、実際に触ってみるとイメージしやすいと思います。
「越境EC」を始めるなら、「Shopify」がおすすめです。
おすすめの越境EC運営サービス 第2位:Amazon Global Selling

サービス名 | Amazon Global Selling |
---|---|
運営会社 | Amazon Inc. |
販売形態 | ショッピングモール |
初期費用 | 無料 |
月額費用 | 無料 or $39.99 |
販売手数料 | 6%~45% |
商品数 | 無制限 |
多言語対応 | 各マーケットプレイスに登録 |
多通貨対応 | 各マーケットプレイスに登録 (海外の銀行口座が必要) |
SSL証明書 | 無料 |
独自ドメイン | × |
登録画像数 | 9枚 / 1商品 |
メールアドレス | × |
スマホ対応 | ○ |
デザイン | × |
特徴 |
|
「Amazon」は、言わずと知れた全世界でNo.1のオンラインショッピングモールです。
その「Amazon」で行う「越境EC」が「Amazon Global Selling」。
2019年現在、Amazonは11ヵ国でマーケットプレイスを展開しています。
【Amazon Global Sellingのマーケットプレイス】
地域 | サイト名(国) |
---|---|
北米 |
|
ヨーロッパ |
|
アジア |
|
基本的に、どの国のサイトも見ることができます。
なので、自国にマーケットプレイスがない国も、近隣の国のマーケットプレイスで商品を購入することが可能です。
また、日本からは世界145ヵ国に配送することができるので、ほぼほぼ全世界に商品を販売できると思って間違いありません。(2019年9月現在)
「Amazon」は、「楽天」や「
Yahoo!ショッピング」のような「ショッピングモール型」のネットショップです。
「ショッピングモール型」のネットショップは、「Amazon」の場合、「セラーセントラル」という管理画面にログインし、そこで商品情報や商品画像を登録して運営します。
「Amazon Global Selling」は、複数の国で販売する場合、各マーケットプレイスでアカウントの登録をしなければいけないのが、少し大変です。
まずはアメリカの「Amazon.com」で始めて、慣れてきたら各国の「Amazon」に進出するのがいいと思います。
Amazonのアカウント登録は、
- 出品者情報の登録
- 税金情報の登録
- アンケート
- 本人確認手続き
- 二段階認証手続き
の順で行います。
アカウント登録の際に、
- 電話番号
- クレジットカード
- 運転免許証(パスポートか戸籍謄本でも可)
- 銀行口座の証明書
が必要ですので、ご用意ください。
「Amazon Global Selling」の登録方法は以下のページをご覧ください。
【Amazon Global Sellingの登録方法】
https://sellercentral.amazon.co.jp/gp/help/external/help-page.html?itemID=201062890&language=ja_JP&ref=efph_201062890_bred_201468440
アカウントの登録ができれば、商品を登録して、すぐに「越境EC」を始めることができます。
「Amazon Global Selling」の出品方法は以下の2種類。
【「Amazon Global Selling」のプラン】
大口出品 | 小口出品 | |
---|---|---|
月額料金 | $39.99 | $0 |
成約料 | $0 | $0.99 / 1商品につき |
これ以外に別途「販売手数料(6%~45%)」と「メディア商品成約料($1.8)」がかかります。
これは日本のAmazonで出品するのと一緒ですね。
事業の規模を拡大していくのであれば、基本的には「大口出品」で出品していくのがいいかなと思います。
アメリカの「Amazon.com」の「セラーセントラル(管理画面)」も日本語表記なので、商品の販売自体は難しくないと思います。
次に「Amazon Global Selling」には、2種類の販売方法があります。
- FBA販売
- 自社出荷販売
「FBA販売」とは、「Fulfillment by Amazon」の略で、Amazonの倉庫に商品を一括で送付し、そこから海外の購入者に直接発送してもらうサービスです。
Amazon側が梱包から出荷、カスタマーサービスまでやってくれるので、めちゃくちゃ便利なサービスです。(もちろんそれなりの手数料がかかります。)
「FBA販売」にかかる手数料は、
の6つがあります。
「FBA販売」の手数料は、こちらのページをご覧ください。
【Amazon.com FBA手数料】
https://sellercentral.amazon.com/gp/help/external/G201074400?language=ja_JP
「FBA販売」は日本にもあって、Amazonの商品画面に「Prime」というマークが入っている商品は、この「FBA販売」の商品です。
「自社出荷販売」は、通常のネットショップと同じで、注文が入ったら、日本から海外に商品をその都度発送します。
配送方法に関しては、一般的には日本郵便で送ることが多いようですが、ヤマト運輸・佐川急便も海外発送に対応しているので、詳細は各配送会社に聞いてみてください。
ちなみに、日本郵便の海外発送料金一覧はこちら。
【国際郵便料金表|日本郵便】
https://www.post.japanpost.jp/int/download/charges.pdf
「Amazon Global Selling」で商品が売れた場合、外貨で売り上げが立つのですが、その売り上げを受け取るために海外の銀行口座を開設する必要があります。
海外の銀行口座のレンタルサービスというのがあって、
の2社が有名です。
海外の銀行口座を作成したら、「Bank Statement」という「銀行口座の証明書」をGETします。
登録した会社に問い合わせると「Bank Statement」を発行してくれます。
「Amazon」のアカウントを登録する際に、この「Bank Statement」が必要になりますので、忘れずにもらっておいてください。
基本的に日本の「Amazon」と仕組みは一緒なので、日本の「Amazon」に出品して慣れてきたら、アメリカ→全世界へとステップアップしていくのがいいと思います。
「Amazon Global Selling」のメリット・デメリットをまとめると、
【Amazon Global Sellingのメリット・デメリット】
メリット |
|
---|---|
デメリット |
|
「Amazon Global Selling」にも、もちろんデメリットはあります。
1つ目は「Paypal決済が使えないこと」。
「Paypal決済」が使えると、海外の銀行口座が必要ないのですが、「Amazon」は「Paypal決済」が使えないため、新たに海外の銀行口座を開設する必要が出てきます。
海外の銀行口座の開設方法は上記に掲載しているので、ご覧ください。
次に「アカウント停止の危険性があること」。
Amazonには「Account Health」という指標があります。
「販売者として健全かどうか」を、常にAmazonに監視されている感じです。
たとえば、「クレームが多い」、「問い合わせの返信が遅い」という場合は、この「Account Health」が悪化していき、最終的には「アカウントの停止」につながってしまいます。
大きなショッピングモールならではのデメリットですね。
最後のデメリットは、「ある程度の英語力が必要」なこと。
当たり前かもしれませんが、お客さんからの連絡は英語できます。
電話で回答する必要はほとんどないですが、英語のメールを読み、英語で返信する程度の英語力が必要です。
また、Amazonからもときどき連絡がきます。こちらももちろん英語。
「越境EC」を始めるならば、避けては通れない問題だと思いますが、メールを返信できる程度の英語力が必要になります。
問題が出てきたらその都度解決していけばよいので、まずは始めてみましょう。
ショッピングモールでの「越境EC」は「Amazon」がおすすめです。
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おすすめの越境EC運営サービス 第3位:WorldShoppingBIZ

サービス名 | WorldShoppingBIZ |
---|---|
運営会社 | 株式会社ジグザグ |
販売形態 | 自社ECサイトをカスタマイズ |
初期費用 | 30,000円 |
月額費用 | 5,000円 |
販売手数料 | 0円 |
商品数 | 自社ECサイトのまま |
多言語対応 | 125か国に対応 |
多通貨対応 | 125か国に対応 |
SSL証明書 | 自社ECサイトのまま |
独自ドメイン | 自社ECサイトのまま |
登録画像数 | 自社ECサイトのまま |
メールアドレス | 自社ECサイトのまま |
スマホ対応 | 自社ECサイトのまま |
デザイン | 自社ECサイトのまま |
特徴 |
|
「WorldShoppingBIZ」は、株式会社ジグザグが運営する「越境EC支援サービス」。
2018年10月にサービスをスタートし、どんどん導入店舗を増やしています。
なんといっても、サービスのウリは「手軽さ」。
現在運営しているネットショップに、「JavaScript」というプログラミング言語で書かれたタグを1行埋め込むだけで、「越境EC」を始めることができます。
あとは、株式会社ジグザグさんが運営する倉庫に商品を送るだけ。
商品の発送からカスタマーサポートまで、すべて株式会社ジグザグさんが対応してくれます。
導入事例も続々と増えており、
などが「WorldShoppingBIZ」を導入しています。
「WorldShoppingBIZ」は、「Shopify」や「Amazon」とは違う今までにはないサービス。
今使っている「ネットショップ運営サービス」をそのまま使いつつ、タグを1行埋め込むだけで「越境EC」に早変わりできちゃうすぐれものです。
仕組みとしては、海外のお客さんの代わりに、「WorldShoppingBIZ」が購入代行を行うというものです。
たとえば、もし海外のお客さんが商品をクレジットカードで購入した場合、通常のクレジットカード決済でかかる決済手数料以外はお金がかかりません。
「WorldShoppingBIZ」の料金体系はとってもシンプル。
【「WorldShoppingBIZ」の料金プラン】
初期費用 | 30,000円(税抜) |
---|---|
月額費用 | 5,000円 |
の1種類のみです。
すごくシンプルで分かりやすいですね!
「WorldShoppingBIZ」の決済の流れは、
- 海外のユーザーがネットショップにアクセス
- 「このサイトは海外配送サービスに対応しています。」と表示
- 商品詳細ページでは海外ユーザー専用のカートボタンが表示
- カートボタンをクリックすると多言語オーダーフォームが表示
- 海外ユーザー専用のカートへ遷移
- 専用カートでオーダー内容を確認
- 多言語入力フォームで住所を入力
- 決済画面でクレジットカード情報を入力
といった流れです。
ユーザーの国に合わせた言語で「このサイトは海外配送サービスに対応しています。」をいうアナウンスをしてくれるので、しっかりと注意を引くことができますね。
決済方法はVISA、Master、AMEXなどのクレジットカードや、アリペイ・ユニオンペイ・Paypalにも対応しています。
【「WorldShoppingBIZ」の導入イメージ動画】
「WorldShoppingBIZ」の導入イメージ動画は、株式会社ジグザグさんのホームページでも確認することができます。
【株式会社ジグザグ ホームページ】
http://www.zig-zag.co.jp/
配送に関しては、商品を株式会社ジグザグさんが運営する国内の倉庫に商品を送るだけなので、そのあとは何もしなくて大丈夫です。
あとは、すべて株式会社ジグザグさんが対応してくれます。
もし、海外から不正決済があった場合も、「WorldShoppingBIZ」が代行してくれるので、大丈夫とのことです。
「WorldShoppingBIZ」のメリット・デメリットをまとめると、
【WorldShoppingBIZのメリット・デメリット】
メリット |
|
---|---|
デメリット |
|
「WorldShoppingBIZ」のデメリットは、まず「配送料は後からお知らせ」すること。
システムが配送サービスと自動連携していないそうで、いったん決済を最後まで終わらせた後、配送料を後からお客さんに連絡し、配送料分の決済を行うとのことです。
配送料が思ったより高かったら、キャンセルになってしまいそうですけどね…
もう1つのデメリットは「国内倉庫への配送料は自社負担」なこと。
お客さんに直接商品を送れば、配送料はお客さんからもらうことができますが、いったん株式会社ジグザグさんの倉庫に送るので、倉庫までの送料がかかってしまいます。
しょうがないと言えばしょうがないのですが、コストになってしまうので、契約前にしっかりと計算しておかないといけません。
最後に「カートより前は翻訳しなければいけないこと」。
これはどこの「越境EC運営サービス」でも同じですが、カートより前は翻訳して、外国語で表記しなければいけません。
日本語で打ち込んだら、自動的に精度の高い翻訳をしてくれるサービスがあればいいんですけどね…
まだ「Google翻訳」も精度が低いので、ちょっと心配なところがあります。
「WorldShoppingBIZ」はものすごく手軽に現在のネットショップを「越境EC化」することができるので、ぜひチャレンジしてみてください。
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おすすめの越境EC運営サービス 第4位:Magento

サービス名 | Magento |
---|---|
運営会社 | Magento Inc. |
販売形態 | 独自導入型ネットショップ |
初期費用 | 0円 |
月額費用 | 0円 |
販売手数料 | 0円 |
商品数 | 無制限 |
多言語対応 | ○ |
多通貨対応 | ○ |
SSL証明書 | 自身で導入 |
独自ドメイン | ○ |
登録画像数 | 無制限 |
メールアドレス | サーバーによる |
スマホ対応 | ○ |
デザイン | ○ |
特徴 |
|
「Magento」は、全世界で3番目に利用されているネットショップ運営システム。
1位はWordPressでECサイトを運営できる「WooCommerce」。2位は今回もご紹介した「Shopify」です。


MARKET SHARE CATEGORY E-Commerce Platforms|Datanyze
全世界で25万以上のネットショップで利用されており、日本でも3,000以上のネットショップが「Magento」を使っています。
「Magento」はPHPというプログラミング言語で書かれたオープンソースのネットショップ運営システムです。
「オープンソース」とは、「ライセンスを守れば無料で使っていいですよ。」というソフトウェア開発の方法を言います。
「Magento」は2007年に「Varien Inc.」によって開発が始まり、「Magento Inc.」として独立後、2018年6月に「Adobe Inc.」に買収されました。
日本では「Magento」はあまり知名度が高くありません。それは、日本には「EC-CUBE」があるから。
僕もものすごく使っているのですが、「EC-CUBE」は日本製の「オープンソースネットショップ運営システム」です。
2006年から始まっていること、日本製で安心できることなどから、日本では「EC-CUBE」が大きくシェアを占めています。
ただ、「Magento」は日本でも徐々に認知度は上がってきていて、すでに「Magento」で検索するといろいろなサイトで「Magento」の使い方が解説されています。
やっぱり「無料でネットショップを開ける」っていうのは、大きな魅力ですよね。(サーバー代、独自ドメイン代等の費用はかかりますが。)
また、プログラミングの技術があれば、好きに改造できますし、サーバーを高性能なものにしていけば、大規模なネットショップにすることもできるので、世界では大きなシェアを獲得しています。
ちなみに、「Magento」には3つのエディション(バージョン)があります。
オープンソース・高機能版・商用版の違いがあるそうなのですが、高機能版と商用版はかなり高額のようなので、オープンソースの「Magento」で大丈夫だと思います。
「Magento」は多言語・多通貨ネットショップにも対応しており、すぐに「越境EC」を始めることができます。
エクステンション(拡張機能)と呼ばれる部品のようなものを使って、外部サービスとの連携や機能を増やしていきます。
日本では「越境EC」と聞くとハードルが高い印象がありますが、海外のネットショップ運営サービスでは、けっこう普通に多言語・多通貨が使えるようになっています。
なので、「Magento」を始めとした、海外製のネットショップ運営サービスは「越境EC」に強いのです。(ただ、海外製なので基本英語なのがまず問題なんですけどね。笑)
「Magento」は2016年6月から日本語にも正式に対応しています。なので、安心して使うことができます。
現在、300社以上の企業と15万人のプログラマーが「Magento」の開発に関わっているそうです。
日本では「ベリテワークス株式会社」さんという会社が先陣を切って開発しています。「Magento」の日本語化を進めたのも「ベリテワークス株式会社」さんとのことです。
「Magento」を利用するには、
- サーバーを契約
- 独自ドメインを取得
- 「Magento」のダウンロード&インストール
- 「Magento」の日本語化
- 常時SSL化
という流れで行っていきます。
上記には、初期費用・月額費用等が無料と書きましたが、サーバーや独自ドメイン、SSL証明書等をご自身で用意しなくてはいけないため、「まったくの無料」というわけではありません。
選ぶプランによって金額は変わってきますが、月額3,000円くらいの金額はかかってくると思って問題ないと思います。
また、ある程度プログラミングの知識が必要になってきます。
デザインを修正するためにはHTML・CSSの知識が必要ですし、何かバグや不具合があった時にはPHPなどの知識が必要です。
ASP型やショッピングモール型のネットショップは運営元がバグや不具合を修正してくれますが、「Magento」のような独自導入型のネットショップはご自身で修正しなければいけません。
また、定期的に「Magento Inc.」から「ここを修正して下さい。」という発表もあるので、そこもご自身で修正しなければいけません。(しかも、自分で情報を取りにいかなければいけません。)
なので、「Magento」で「越境EC」を運営していくには、プログラミングに強い人材か、外部の業者に委託する必要があります。
「Magento」のメリット・デメリットをまとめると、
【Magentoのメリット・デメリット】
メリット |
|
---|---|
デメリット |
|
日本でもだいぶ普及してきているとはいえ、まだまだ技術的な疑問を聞けるところが少ないのは厳しいですよね。
日本にも「Magento」のコミュニティサイトがあればいいんですが…
ただ、無料でダウンロード&インストールができるので、一度インストールして触ってみるのはいいかもしれません。
世界でもシェアをしめる越境EC運営サービス「Magento」、ぜひチェックしてみてくださいね!
おすすめの越境EC運営サービス 第5位:futureshop overseas

サービス名 | futureshop overseas |
---|---|
運営会社 | 株式会社フューチャーショップ |
販売形態 | 自社ネットショップ(ASP) |
初期費用 | 25,000円~50,000円 |
月額費用 | 28,000円~53,000円 |
決済手数料 | 3.6% |
商品数 | 2,500~10,000 |
多言語対応 | 英語・中国語(選択制) |
多通貨対応 | ○(22種類) |
SSL証明書 | ○ |
独自ドメイン | 無料 |
登録画像数 | 40枚 / 1商品 |
メールアドレス | 50 |
スマホ対応 | ○ |
デザイン | HTML・CSS編集可 |
特徴 |
|
「futureshop overseas」は、2003年よりサービスをスタートし、現在2,400店舗に利用されている越境EC運営サービスです。
日本で「越境EC」ができる「ASP型」のネットショップは、
の2種類が老舗です。
「ASP」とは、「アプリケーション・サービス・プロバイダ」のこと。「futureshop overseas」が管理しているシステムにログインし、そこで店舗情報や商品情報などを入力し、ネットショップを運営する仕組みのことを言います。
「futureshop overseas」の方は、導入事例を公開していませんが、本家「futureshop」の方は、
など、有名企業が「futureshop」を利用してネットショップを運営しています。
やはり、日本の企業が行っているサービスなので、何か問題があった時に相談できるのがメリットですよね。
「越境EC」を始める場合、契約時する時に「英語」か「中国語(繁体字)」のどちらかを選択して始めます。
1店舗で2ヵ国語には対応できないため、「英語」と「中国語(繁体字)」の両方を使いたい場合は、2店舗契約しないといけないそうです。
「越境EC」で気になる言語の部分ですが、カート内やお支払い部分などはすでに翻訳されているので、安心して仕入れや発送に集中することができます。
どこの「越境EC運営サービス」を使ってもそうですが、メールの文面やサイト情報等はご自身で翻訳・入力しなければいけません。
「futureshop overseas」では、翻訳済みの例文がセットされているので、その例文を参考に情報を入力することができます。
もちろん多通貨決済にも対応しています。商品金額は日本円で入力し、リアルタイムに為替レートを反映し、ネットショップに反映してくれます。
たとえば、ドルで売上が立った場合も、日本円で入金されるので、為替リスクを気にすることなく「越境EC」を運営することができます。
ただ、多通貨決済は「F-REGI」さんという「決済代行サービス会社」のサービスを利用しており、月額料金とは別にお金がかかります。
【「F-REGI」多通貨決済オプション】
初期費用 | 30,000円 |
---|---|
月額費用 | 5,000円 |
決済手数料 | 3.6% |
トランザクション手数料(売上処理) | 30円 / 件 |
トランザクション手数料(取消処理) | 30円 / 件 |
チャージバック手数料 | 3,000円 / 件 |
多通貨決済に日本円は含まれていないので、日本円決済を追加する場合は、初期費用「15,000円」、月額費用「5,000円」がかかります。
日本も含めた2ヵ国用の「越境EC」を運営する場合、少し金額が大きくなりますね。
ちなみに、「トランザクション手数料」とは、「通信手数料」のことです。
クレジットカード決済を行った時に、カードが使えるかどうかの確認や売上が確定した際の処理等のことを「トランザクション」と言います。
「越境EC」の場合、海外銀行の銀行やクレジットカード会社などを経由するので、日本国内よりは大変みたいです。
なので、「トランザクション手数料」がかかります。
「チャージバック手数料」とは、お客さんがクレジットカード決済の処理が終わった後に、クレジットカード会社に対して取引の取り消しを求めた場合に発生します。
なんとなく理不尽な気もしますが、「チャージバック」を求められた場合、お店側が「チャージバック手数料」を支払うという決まりがあります。
これはどこの決済会社も同じなので、仕方ないんですけどね。
上記の「チャージバック手数料」は、その時に払う手数料です。あんまり「チャージバック」になることはないのですが、念のため覚えておいてください。
気になる「配送」に関しては、日本郵便の「EMS」に対応しており、配送先の国と商品の重量で配送料金を自動で計算してくれます。
また、FeDexやUPS、DHL、クロネコヤマト国際宅急便なども利用することができます。
海外に商品を発送する際に必要な「インボイス」もExcel形式で出力することができます。
「futureshop overseas」のメリット・デメリットをまとめると、
【futureshop overseasのメリット・デメリット】
メリット |
|
---|---|
デメリット |
|
「futureshop overseas」は日本のサービスなので、一通り必要な機能が揃っていますし、安心感もありますが、やはり費用が高いのがネックですよね。
他通貨決済が別料金なのも、厳しいところです。
やっぱりこうやって比較すると、「Shopify」や「Amazon」のほうが費用も抑えて「越境EC」を運営できる感じがあります。
「futureshop overseas」の今後に期待ですね!
詳細は「futureshop overseas」のホームページを見てみてください。
以上、「おすすめの越境EC運営サービス5選の各運営サービスの特徴」でした!
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まとめ
今回は『徹底比較!おすすめの越境EC運営サービス5選』というテーマでお送りしてきました。
おすすめの越境EC運営サービス5選は、
- おすすめの越境EC運営サービス 第1位:Shopify
- おすすめの越境EC運営サービス 第2位:Amazon Global Selling
- おすすめの越境EC運営サービス 第3位:WorldShoppingBIZ
- おすすめの越境EC運営サービス 第4位:Magento
- おすすめの越境EC運営サービス 第5位:futureshop overseas
の5つでした。
越境EC運営サービスを決める上で大事な要素は、
- 費用
- 多言語対応
- 他通貨対応
の3つ。
おすすめの越境EC運営サービス5選の「サービスの違い」は、
サービス名 | 費用 | 多言語対応 | 多通貨対応 |
---|---|---|---|
Shopify |
| アプリで対応可 | アプリで対応可 |
Amazon |
| ○ | ○ |
WorldShoppingBIZ |
| 決済画面のみ | ○ |
Magento |
| ○ | ○ |
futureshop |
| 英語・中国語 | ○ |
おすすめの越境EC運営サービス5選の「費用の違い」は、
サービス名 | 初期費用 | 月額費用 | 販売手数料 | その他 |
---|---|---|---|---|
Shopify | 0円 | $29〜$299 | 0円 |
|
Amazon | 0円 | $39.99 | 6%~45% | – |
WorldShoppingBIZ | 30,000円 | 5,000円 | 0円 |
|
Magento | 0円 | 0円 | 0円 |
|
futureshop | 25,000円 | 28,000円 | 0円 |
|
でした。
こうやって比較すると、やはりおすすめの越境EC運営サービスは、「公式サイト【Shopify】
」と「公式サイト【Amazon】」です。
越境ECやネットショップについて、他にも分からないことがありましたら、お問い合わせまでご連絡ください。
以上、ネットショップコンサルタントの「たぶ」でした。
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