こんにちは。ネットショップコンサルタントの「たぶ」(@yusuke_tanaka34)です。
今回は『ネットショップで効果的な商品名の決め方5選』をご紹介していきたいと思います!
今回の記事は、
- ネットショップの売り上げを伸ばしたい方
- 商品名の決め方を迷っている方
- 効果的な商品名の付け方を知りたい方
におすすめです!
そうですよね。ネットショップを立ち上げたばかりだと、商品名の決め方も分からないですよね。
ネットショップの商品名は、検索エンジンで検索に引っかかる為に重要な要素の1つ。
商品名もしっかりと決めていきたいところです。
しかし、商品名を適当に決めてしまっているネットショップが多いことも事実。
そこで、今回は「ネットショップの商品名を決める上でのコツ」をご紹介していきたいと思います。
この記事に書いてある『ネットショップで効果的な商品名の決め方5選』を読めば、ネットショップを始めたばかりの方でも効果的な商品名を決めることができます!
ネットショップの商品名を決める上で効果的な方法は、
- キーワードを徹底的に調べる
- 重要なキーワードは先頭にする
- 狙いたいキーワードは隣同士にする
- 文字数は30文字以内
- 記号はなるべく使わない
の5つ。
商品名だけで検索結果の上位に表示される訳ではありませんが、しっかりと商品名で検索対策をしておいて損はありません。
少しでも検索に有利な商品名をつけて、しっかりと検索対策を行なっていきましょう!
それでは、実際に『ネットショップで効果的な商品名の決め方5選』を詳しく解説していきたいと思います。
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ネットショップにおける商品名の重要性
ネットショップにおいて「商品名」は、お客さんを呼び込んでくる重要な要素の1つです。
商品名が検索エンジンに引っかかれば、そこからお客さんが入ってきてくれる為ですね。
現在は、
- Amazon
- 楽天
などの大手がGoogleやYahooなどの検索エンジンでは上位表示されています。
その理由は、「関連した商品ページ数が大量にあること」が、検索上位に上がる要素の1つだからです。
それ以外にも、
- アクセス数が多い
- 権威性が高い(大手)
などと言った要素も、検索順位を決める上で重要な要素として挙げられます。
しかし、それでも商品名を決める際に力を入れておいて損はありません。
商品名を適当に決めてしまうと、まったくもってネットショップの売上には貢献してくれません。
それであれば、少しでも頑張って商品名を決めて、検索に引っかかる可能性を高めたいところです。
ある程度意識をして商品名を決めるだけで、検索に引っかかる可能性が高まります。
ご自身が欲しい商品を検索エンジンで検索する際に、どのように検索するかを考えながら、商品名を決めていきましょう。
ロングテールキーワードを意識して商品名を決める
ネットショップでの販売戦略の1つとして、「ロングテール」という手法があります。
「たくさん売れる商品ではないけれど、ニッチな商品を幅広く取り揃えることで、全体の売上を上げていく」という戦法です。
これを商品名の決め方にも応用します。
たとえば、ネットショップで「ソファ」の売上を上げていきたいとします。
「ソファ」や「ソファ 4人掛け」といったキーワードだと、競合が多すぎて検索エンジンの上位に表示することは難しいですが、
- ソファ 2人掛け (色名)
- ソファ 2人掛け (値段)
- ソファ 2人掛け (柄名)
- ソファ 2人掛け (ブランド名)
など、キーワード数を増やしていき、カテゴリーをツリー状に増やしていくことで、検索にヒットさせる確率を上げます。
競合が多い1語や2語のキーワードではなく、4語や5語を組み合わせニッチなキーワードを狙うのです。
上記のように、ニッチなキーワードの商品が増えることで、結果的に「ソファ」や「ソファ 2人掛け」などのキーワードも評価が上がります。
また、「台東区」や「仙台市」など、お店の地名などを入れることで、地元のお客さんを呼び込むという方法も考えられます。
特に配送料の高い大型の商品などは「地元で探して取りに行きたい。」という人もいるため、一定のニーズがあることが予想されます。
このように、お客さんが検索しそうなキーワードを商品名に入れることが、商品名を決める上でのコツです。
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ネットショップに掲載する商品名の決め方
次に、「ネットショップに掲載する商品名の決め方」を解説していきたいと思います。
ネットショップに掲載する商品名は、キーワードの組み合わせで決めていきます。
商品名を決めるキーワードには、
項目 | キーワード例 |
---|---|
メーカー名・ブランド名 | パナソニック・ルイヴィトンなど |
商品名・略称 | フレンチスリーブワンピース・ワンピなど |
製造年 | 2020年モデル・2008年式など |
商品カテゴリー | ワンピース・ソファなど |
JANコード | 商品についている8ケタもしくは13ケタのコード |
色名 | 赤・ブラックなど |
柄名 | ペイズリー・グレンチェックなど |
特徴 | かわいい・おしゃれなど |
型番 | PN-0023・LV20200608など |
値段 | 29,800円・1万円台など |
などを入れていきます。
どのキーワードを入れるかは商品によって違いますが、上記の要素を入れることで、検索に引っかかりやすくしていきます。
ただ、なんでもかんでもキーワードを埋め込めばいいという訳ではありません。
【キーワードの乱用|品質に関するガイドライン|Google Search Console ヘルプ】
https://support.google.com/webmasters/answer/66358?hl=ja
こちらでも解説されていますが、キーワードを不適切に詰め込んでしまうと、ペナルティの対象になってしまいます。
そうすると、検索に引っかからなくなってしまいます。
そのため、下記の「ネットショップで商品名を決めるコツ5選」を参考に、商品名を決めていきましょう。
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ネットショップで商品名を決めるコツ5選
それでは、実際に商品名を決めていきましょう。
ネットショップで商品名を決めるコツは、
- キーワードを徹底的に調べる
- 重要なキーワードは先頭にする
- 狙いたいキーワードは隣同士にする
- 文字数は30文字以内
- 記号はなるべく使わない
の5つ。
特に「キーワードを徹底的に調べる」が一番重要です。
商品名は基本的に「キーワード」で構成されています。
そのため、お客さんが検索してくれるキーワードを商品名に入れることが、もっとも効果的な商品名なのです。
それでは、それぞれのネットショップで商品名を決めるコツを見ていきたいと思います。
キーワードを徹底的に調べる
まず、ネットショップの商品名を決める上で一番重要な「キーワード」を決めていきます。
お客さんが「この商品はどのようなキーワードで検索するか」を意識して、キーワードを選定していくことが重要です。
商品名に入れるキーワードは、4〜5語程度がおすすめ。
1語〜2語だと、競合が多すぎて検索で上位に持ってくることが難しいためです。
カテゴリー名を1語〜2語にし、商品名を4〜5語のキーワードでたくさん作ることで、カテゴリー自体の評価を上げていきます。
それでは、商品名に使うキーワードを探す方法をご紹介したいと思います。
キーワードを決める方法としては、以下の4つの順番で行っていくことがおすすめです。
- GoogleやYahooで検索してみる
- Amazonや楽天で検索してみる
- 関連キーワード検索ツールでキーワードを探す
- Google広告のキーワードプランナーで月間検索数を調べる
商品を見た時に思いつくキーワードも大事なので、そのキーワードと上記の方法で調べたキーワードを、Excelなどにまとめておくと便利です。
また、一覧にしたキーワードをもとに商品の仕入れにも活かすことができるので、ぜひ活用してみてください。
GoogleやYahooで検索してみる
GoogleやYahooなど検索エンジンの検索窓にキーワードを打ち込むと、こんな風にキーワードの一覧が表示されます。
【Googleの検索窓】
【Yahoo!の検索窓】
これは「サジェストキーワード」と言い、キーワードの候補です。
この「サジェストキーワード」は、ユーザーがよく検索するキーワードが表示されます。
「ニーズが高いキーワード」ということですね。
ということは、このキーワードを商品名に入れることで、検索に引っかかりやすくなるということです。
Amazonや楽天で検索してみる
次に、Amazonや楽天などのショッピングモールで、上記と同じように「サジェストキーワード」を調べます。
【Amazonの検索窓】
【楽天の検索窓】
Amazonや楽天はショッピングモールであるため、買い物に直結したキーワードが表示されます。
例えば「ソファ」の例で言うと、GoogleやYahoo!などのように、「ニトリ」や「IKEA」などのメーカー名は出てきません。
Amazonや楽天で検索するユーザーは、購買意欲が高いことも特徴です。
GoogleやYahoo!などとは違ったキーワードが表示されるため、キーワード選びに効果的な方法です。
ちなみに、楽天などで検索した1位の商品名を参考にするのも1つの手です。
「PR」というマークがついているものは、広告で検索上位に上がってきているので、参考にする際には除外してください。
関連キーワード検索ツールでキーワードを探す
今はすごく便利な世の中で、キーワードの候補を表示してくれるサイトというのが存在しています。
例えば、
などがあるのですが、これらのサイトでキーワードを検索すると、関連したキーワードを表示してくれます。
【goodkeywordの表示例】
【関連キーワード取得ツールの表示例】
【グーグルサジェスト キーワード一括DLツールの表示例】
すごく便利ですね。
キーワードが入った「Yahoo!知恵袋」や「教えて!Goo」などでの質問も掲載されているので、商品名を決める際に参考にできると思います。
Google広告のキーワードプランナーで月間検索数を調べる
「Google広告」は、Googleが提供しているリスティング広告サービスです。
こちらは有料のサービスなのですが、アカウントを作成すると「キーワードプランナー」というツールを使うことができます。
キーワードプランナーを使うと、このような形で、
【キーワードプランナーの表示例】
- キーワードの候補
- 月間検索数
- 競合の多さ
などを調べることができます。
「月にどれくらい検索されているか」という数を見られるのは大きいですよね!
思いがけないキーワードで検索されていることもあるので、ぜひキーワード選びに使ってみてください。
以上が、「キーワードを徹底的に調べる」方法でした。
重要なキーワードは先頭にする
次に、商品名を決める上で「重要なキーワードは先頭にする」です。
たとえば、「2人掛けソファ」の商品名を考えた時、
よりも、
の方がいいということです。
僕も実際にブログなどで試してみたのですが、狙ったキーワードを先頭に持ってきただけで、検索順位が変動しました。
そのため、重要なキーワードはなるべく先頭に持ってきましょう。
狙いたいキーワードは隣同士にする
次に、商品名を決める上で「狙いたいキーワードは隣同士にする」ことを意識してください。
たとえば、上記のように「2人掛け ソファ」の商品名を考えた時、
よりも、
の方が検索に引っかかりやすくなります。
「ソファ レッド」をキーワードにしたい場合は、前者の商品名でも大丈夫です。
狙いたいキーワードによって、キーワードを並べる順番を変えましょう。
文字数は30文字以内
次に、商品名を決める時は「文字数は30文字以内」にしましょう。
なぜかというと、この画像のように、検索エンジンで表示される文字数が決まっているからです。
その文字数がだいたい「30文字」。
30文字〜32文字程度が表示されるのですが、それ以降の文字は「・・・」で表示されます。
検索結果で商品について余すことなく伝えるためには、「30文字以内の商品名がベスト」ということになります。
とは言っても、「絶対に30文字以内じゃないとダメ」という訳ではなく、「30文字以内だと商品名がすべて表示されるよ」ということなので、あまり厳密に「30文字以内」にこだわらなくても大丈夫です。
記号はなるべく使わない
最後に、「記号はなるべく使わない」ことをおすすめします。
「【】<>[]!!♪※★☆◆◯◎○□◇▽▼△▲」のような記号ですね。
これは後ほどご紹介する「ショッピングモール型ネットショップでの商品名の決め方」にも出てくるのですが、商品名に記号を入れると減点対象になってしまいます。
「Google」や「Yahoo!」などの検索エンジンでは、「記号をつかってはいけない」というルールはなく、検索1位のページに記号が使われていることもあるので、あくまで参考程度にお考えください。
ただ、
- 自社ネットショップ
- Amazon
- 楽天
- Yahoo!ショッピング
など、いくつものネットショップに出店している場合、各サイトによって商品名を変えるのは大変です。
それであれば、ルールを統一にしたほうが作業効率が上がります。
以上、「ネットショップで商品名を決めるコツ5選」でした!
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ショッピングモール型ネットショップでの商品名の決め方
最後に、「ショッピングモール型ネットショップでの商品名の決め方」を解説したいと思います。
「Yahoo!ショッピング」では、以下のようなルールが定められています。
先頭のキーワードと一致 | 検索キーワードが最初にマッチした単語の位置で、前にあればあるほど加点、後ろになるほど減点となる |
---|---|
単語同士の距離 | 2単語以上で検索された際、単語間の距離が近いと加点。離れるほど減点。 |
記号や修飾文字 | 【】<>[]!!♪※◯◎◆◇■□▲△▼▽★☆のような文字が入っていると減点。 |
文字数 | Yahoo!ショッピング内の商品名の平均より長いものは減点。 |
プロダクトカテゴリ名との一致 | 検索キーワードがプロダクトカテゴリ名と一致している場合は加点。 |
そのため、楽天などではよく見かける【送料無料!】などと入れると、減点されてしまいます。
また、キーワードの詰め込みもガイドラインで禁止されています。
楽天も現在、画像の過度な装飾を禁止したり、デザインにテコ入れをしたりと、少しずつユーザーの使いやすさを向上させています。
そのため、今後Yahoo!ショッピングのように、長すぎる商品名やキーワードの詰め込み、装飾文字の乱用などを規制していく可能性が考えられます。
ですので、
- Yahoo!ショッピング
- 楽天
- Amazon
などの「ショッピングモール型ネットショップ」では、上記のルールに注意しながら、シンプルな商品名をつけていくことをおすすめします!
キーワードを詰め込みまくった商品名は、ユーザーとしても使い勝手が悪いですしね。
ユーザーの目線に立った商品名をつけると、スッキリとした商品名になるのではないかと思います。
以上、「ショッピングモール型ネットショップでの商品名の決め方」でした!
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【まとめ】ネットショップで効果的な商品名の決め方5選
今回は『ネットショップで効果的な商品名の決め方5選』というテーマでお送りしてきました。
今回の記事をまとめると、「商品名」はネットショップにおいて、
お客さんを呼び込んでくるための重要な要素の1つ
でした。
商品名を決める際は「ロングテール」の手法を使い、
競合が多い1語や2語のキーワードではなく、4語や5語を組み合わせニッチなキーワードを狙う
ことで、検索上位を狙います。
ネットショップの商品名を決める上で、
- キーワードを徹底的に調べる
- 重要なキーワードは先頭にする
- 狙いたいキーワードは隣同士にする
- 文字数は30文字以内
- 記号はなるべく使わない
の5つが効果的な方法でした。
その中でも「キーワードの選定」は重要で、
- GoogleやYahooで検索してみる
- Amazonや楽天で検索してみる
- 関連キーワード検索ツールでキーワードを探す
- Google広告のキーワードプランナーで月間検索数を調べる
という方法で、キーワードを見つけることができます。
「Yahoo!ショッピング」では、
先頭のキーワードと一致 | 検索キーワードが最初にマッチした単語の位置で、前にあればあるほど加点、後ろになるほど減点となる |
---|---|
単語同士の距離 | 2単語以上で検索された際、単語間の距離が近いと加点。離れるほど減点。 |
記号や修飾文字 | 【】<>[]!!♪※◯◎◆◇■□▲△▼▽★☆のような文字が入っていると減点。 |
文字数 | Yahoo!ショッピング内の商品名の平均より長いものは減点。 |
プロダクトカテゴリ名との一致 | 検索キーワードがプロダクトカテゴリ名と一致している場合は加点。 |
というルールがあるため、商品名を決める時は注意してください。
ぜひしっかりと「商品名」を決めて、少しでもネットショップの検索順位を上げていきましょう!
他にもネットショップや商品名について、気になることがありましたら、お問い合わせまでご連絡ください。
以上、ネットショップコンサルタントの「たぶ」でした。
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